新エンジン入手
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
1年ぶりの更新となってしまいましたが,結局,エンジンを載せ替えることにしました.というか,念願の最終型E15Sがヤフォークで見つかったというのが理由ですが…こちら,HB12の305Reに積まれていた走行62746kmという短距離のもの.
送り先が業者しかダメという事で,いつもお世話になっている方にご協力いただき,無事受領.単体では動かせないので,パレット+移動台車兼作業台(サニトラ)ごと貸していただいています.
2
届いたままのエンジン.3ATもついていますし,E15Eなのでインジェクション仕様…これをE15S+5MT仕様に変更して,インマニのない状態で車両搭載できるところまで仮組みしていきます.不要なパワステポンプもついています.エキマニもE15Eの三元触媒用に形状が変更されているので,サニカリさんのE15S+酸化触媒用に変更が必要です.つまり,エンジン+ヘッド+中身以外はほぼ交換必要.
余談:E15は主に3世代あって,B11前期に積まれていた初期型は,A15をOHCにしたようなエンジン…中期は省略して最終型のB12前期やVHB11 ADバン後期,G20エスカルゴなどに積まれたこのエンジン,様々な改良が加えられており,ヘッドカバー共締めによるタペット音の対策(ヘッドカバーボルトを別設定=ヘッドの大幅設変)されています.一番大きいのは,ピストンにピストンピンオフセットが1mm追加されており,これによりピストンの首振りと吸気・膨張工程のピストンスピードが下がっていることが特筆できます.これによって,エンジン特性も随分変わっておりスムーズに回る80年代後半の実用エンジンらしいフィーリングになりました.なお,近頃のエンジンでは,ピストンピンだけでなく,クランク自体もシリンダ中心からオフセットさせています.(詳しくは花かんむりの1NZ-FEを参照)
3
エンジン裏側から…巨大なインジェクション用インマニが邪魔で本体がほとんど見えませんが,この辺の部品は全部取っ払って,サニカリさんに元からついてたキャブとインマニを搭載します.
インジェクション用のインマニASSY,だれか欲しい人います?
4
ATも不要なので外します.このエンジン+ATを5年前に入手してたら,エスカルゴ直せたのにな…でも,そうなるとラシーンに乗り換えていなかったので,なかなか複雑な所です.
3AT,だれか欲しい人います?
5
E15Sではカム駆動式の燃料ポンプになっている部分が,インマニを支えるステーの付け根で蓋されていますので,これもサニカリさんのエンジンから持ってきた燃料ポンプに交換します.また,オイルポンプのプレッシャスイッチも,端子がギボシと平型で違うので,オリジナル通りのギボシタイプに替えておきます.これはサニカリさん側のハーネス加工しても良かったんですが…
6
色々外して小さくなりましたw
先にAT外したら,トルコンエンジン側に残っちゃったけど,持ち上げられる重さとしては,トルコンがつくと苦しかったからこれで正解かも.
7
燃料ポンプも交換.これ,インジェクション用の蓋と,スタッドボルトの長さが違ったので,スタッドボルトもE15S用に交換しました.
8
オイルポンプはスイッチだけE15Sのギボシタイプに交換.
燃料ポンプとオイルポンプを駆動しているカムシャフトは,E型ではジャックシャフトと言う名前でタイミングベルトで駆動されていますが,実はA型のカムシャフトの名残w
E型は愛知機械のA13/A15と共通の生産ラインで作られていたので,色々共通なところが見受けられます.作業台のサニトラも愛知機械製,ATはジヤトコですが,愛知機械のMTに載せ替えるので,本当に愛知機械だらけ.
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連リンク