1
僕の自作のカスタムテールランプに使っている透明なカバーパネル、これの作り方が個人的に面白いと思うので今回はそれを説明します😉
ショップのRS-machさんから販売されているテールランプカバーに透明の物があれば迷わずそれを使って作るのですが、残念ながらスモークがかったカラーしか無いので悩んだ末に自作したいなと考えていました。
そんなある日、YouTubeで「くろねこYZさん」という方の「塩ビ板のバキューム成形」という動画を観て、これを真似てみることでクリアパネルを完成するに至りました😃↓
https://youtu.be/FGnBrtFR0Ek 2
最初は「くろねこYZさん」の動画と同じく0.5mmの塩ビ板で試作版を作りましたが、やはり塩ビは「黄ばみ」と「耐熱」が問題として残りました。
長期間紫外線に晒されると僅かながら黄ばみが見られ、猛暑の直射日光の元では元の板に戻ろうとする変形が見られました。
これは「塩ビ」の熱変形温度が50~60度であることが原因です。夏の直射日光に晒されるとランプ自体のビニールハウス効果もあり、50度を超えてしまうようです。
塩ビでは無理、ポリカーボネイトも黄ばむそうです😥
やはりランプパネルに適した素材というと、素材自体の「黄ばみ」がほとんど起きず「熱変形温度が90度」の超透明素材、アクリルが最適。
ということで今回はアクリルで作成することに。
画像は今回使用した、厚み0.4mmのアクリル板です。
アクリルは硬いので薄いものから挑戦することにしました。
3
で、実際にテールパネルをバキューム成形した物がこの画像です。
作り方は「くろねこYZさん」の動画そのままで、ガスコンロで熱しています。
うまく成形に成功すると、この画像のように複写母体が落ちない状態になります😉
複写母体に使う純正テールランプは、バックランプの部分の表面の凹みをパテで埋めてから使用する必要がありますね。
あと、バキュームで吸わせただけでは端まで綺麗に複写母体に密着してくれないことが多々あります。その場合はバキュームの負圧をかけたままヒートガンでその部分を加熱し、そこが熱々で柔らかいうちに耐熱グローブをした手で沿わせてやりますが、この作業がテールパネルを複写するときの最大の難所になります。
4
この画像は「シワ」で失敗した例😵
あと少しで完成とばかりに、バキューム器から外して強引にフチを沿わせようとして失敗しました。
5
こちらは「割れ」で失敗した例😭
加熱が足りていないのに力を加え過ぎると割れ易いです。
このように、端まで綺麗に複写しようと思うと、加工にはかなりの「慣れ」が必要です。
この厚みでもコツを掴むまでに5枚くらいは失敗するかと思います。
なので作業難易度は☆3個😅
6
こちらが完成したものです。
今回は恐る恐る0.4mmで作成しましたが、1mmまでなら可能じゃないかという手応えを感じました。
逆に言うとアクリルだと1mm以上は難しいと個人的に感じます。
さすがに0.4mmは強度的に弱いので押すとペコっと凹みます。塩ビ板はそれでも柔軟性が高いので割れることはありませんでしたが、これはアクリルなので強く押すと割れてしまうでしょう。次の機会には1mmで作成しようと思います。
7
以前作ったこのテールパネルはウインカーの部分が大きくせり出したデザインで作成しました。
これはこの複写母体のテールランプパネルに、パテで盛り上がり部分を作ってからバキューム成形方で作成したものです。
こういうアレンジも可能ですね。
8
透明パネルさえ出来上がれば、あとはランプ内をどのように仕上げるかは自由度が高いです。
入れたい発光ユニットが収まるように純正のテールランプを切り抜いて、あとは接着剤やビスなどで固定し、表側は綺麗になるようゴム素材などで整えてやれば概容は完成します😉
この自作テールランプ「RAY」は、ワゴンRスティングレイの発光ユニットなどを入れ、仕上げた物です。
オリジナルのテールランプを自作したいという方の、参考になれぱ幸いです😄
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
[PR]Yahoo!オークション
関連整備ピックアップ
関連リンク