Canon　EOS　KissFで貼り革遊び

キヤノン製一眼レフカメラの中で、最も低価格に振られたＫｉｓｓＦは、低コスト化の結果が随所に見られます。

これはこれで潔さがあって良いのですが、今回はこのＫｉｓｓＦを使って貼り革遊びをしてみました。

貼ろうと思っているのは、グリップの内側の平坦部と、握った時に親指が当るところ。

そのほか、レンズ脱着ボタン周辺も貼れるだろうかと検討してみました。

それぞれ、上位機種だと当たり前のように革シボ素材で仕上げてある箇所です。

特に背面のラバーがあるかどうかは、グリップ感に違いがあるところです。

別な用途にと入手しておいた一般用装飾用のレザー調シートを使います。
薄くて革シボ感のハッキリした表面仕上げがポイントです。

かなり期待していたのですが、糊の面は紙ベースで色が白く、そのうえ伸縮性がなく曲面に馴染むかどうか不安有り。

試しにレンズキャップの窪みに貼ってみたところ、それなりに貼れば曲面でも貼れそうな印象でした。

いきなり切り始めても上手く行かないので、まずは型紙の製作。

何となく見た感じをフリーハンドで書いてみて、ハサミで切って現物合わせ。
かなり時間のかかる地味な作業ですが、ここを手抜きなくすることが出来るかどうかが仕上り具合を左右します。

何世代か型紙を作り、レザー調シートを切り出しました。

カットした断面はベースの紙が白く見えるので、ペンで側面を黒く塗ります。
これで貼っても断面が目立ちません。

やってることがペーパークラフトです・・・

貼ってみたのですが・・・・・

背面の形状が野暮ったく見えて不満アリ。

ボディ横はフィッティングが悪く、隙間があったりシワが出たり。

反省点を活かして再び型紙作り。

背面は最初の物より一回り小さくするプランと、７Ｄのように上から下まで貼るプランと二通り考えましたが、やっぱり野暮ったく見えそうなので小さくする方にしました。

グリップ内側の平坦部はわりと簡単でしたが、背面とボディ横は曲面やボタンがあるので難易度は高めでした。

黒いボディに黒い革仕上げなので、当たり前過ぎて全く目立ちませんが、その分自作っぽさを感じさせない仕上がりになりました。

薄手のシートなので、本物のラバー素材のようには行かず、劇的なグリップ感向上とは行きませんでした。