エンジンオイルが異常燃焼して・・・

エルグランドのVQ35エンジンは、
エンジンオイルが異常燃焼して、
知らぬ間にオイルが少なくなってしまう場合があります。

一番の原因はオイル上がりでしょう。
オイルを規定量以上入れると、スラッジが多くなり、オイル上がりしやすいです。
オイル交換には要注意ですね（汗
VQ35エルの規定量：4.5L、4.7L（オイルフィルター交換時）


一般的な「オイル上がり」
長い間オイル交換をしなかったり、オイルフィルターを交換しなかったりすると、エンジンオイル内にカーボンやスラッジが許容量以上にたまってきます。
このようなオイルでエンジン内を潤滑し続けると潤滑能力が低下して、シリンダーとリングがこすれ合う時にシリンダーに傷がはいってリングとシリンダーとの間に「隙間」ができます。
この隙間からオイルパンにあるオイルがシリンダー内に「上がって」来てしまって燃料と一緒に燃えます。
結局オイルが燃えて、モクモクと白い煙が出てきます。
極端なパワーダウンを感じませんので症状に気づきにくいです。

一般的な「オイル下がり」
バルブシールが劣化してバルブの方からオイルがシリンダー内に落ちてくる場合があります。これも燃料と一緒に燃焼し、白煙が出ます。これもオイルの量が減ります。
これが「オイル下がり」で、ヘッドを開けてバルブシールを交換すれば回復します。