目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
中古のプーリーが到着したので、新しいウェイトローラーとスライドピースを組み込み。
ただこのプーリーは残念な状態で、表面は波打ち、使用限度ギリギリといったところ。
そう長くは使えそうになかったんですが、さしあたり他の手もないので、とりあえず組んでしまうことにしました。
2
エアクリーナーボックスと共締めになっている2本と、その他のケースを留めている5本のボルトを外し、ロックナットレンチで廻り止めをかけて、プーリーフェイスを留めているナット(正ネジです)を外します。
このナットが硬いのなんの。
手持ちの電動ドライバーでは刃が立ちませんでした。
ラチェットハンドルをメガネレンチで延長するといった無茶な方法でナットを緩めたら、あとはプーリーをまるっと入れ替えて元に戻すだけです。
3
外したハイスピードプーリーは無惨な状態でした。
スライドピースが全て割れてプーリー内に落ちており、ランププレートが暴れてスライドレールを思いっきり削り込んでいました。
こうなっては修理もできす、そうでなかったとしても小さく脆い造りのスライドピースでしたから、直せてもすぐまた面倒を見なければならないプーリーになっていたと思います。
プーリー表面はまったく荒れていなかっただけに残念ですが、廃棄することになりました。
4
ついでにギヤオイルを交換しておきました。
エンジンオイルで良いそうなので、余り物をオイル差しで注入。
ドレンボルトやキャップボルトには、それぞれアルミのオイルシールワッシャが入っているので、無くさず汚さないよう気をつけて管理しました。
昔オイルシールワッシャに、細かい砂が1粒付着していたことに気づかず締め上げてしまって、ひどいオイル漏れを起こしたことがあったんです。
5
ケース前部にある、冷却空気導入口のフィルタもきれいに揉み洗い。
ちょっと破れてもいたので、新しいのを発注しておきます。
案外大事な部品で、ここが詰まると空気が入らなくなり、熱でベルト切れを起こすようになるんです。
6
あとは元通りに組んで終了。
エアクリーナーボックスと共締めするボルトは、M6×30mm。
ケースの組み間違いを防止するためか、ここだけ頭10mmになっていました。
ケースの他の場所は頭8mmのボルトで留まっていて、全て頭8mmにできるとソケットを差し替えることなくケースの開け閉めができるようになります。
ちょっと探してみましょうかね。
頭8mmでM6×30mmのボルトを2本。
7
今回入れたウェイトローラーは、9.5gを3つ。
合計28.5gになります。
ハイスピードプーリーに入っていたものは6つで、合計33gでしたから、1つあたり5.5gの勘定。
ノーマルは型にもよるんですが、おおむね35g前後になっているので、少し軽めにしてあったようです。
このハイスピードプーリーには強化クラッチスプリングも付いていたので、この組み合わせで使いやすい加速ができていたんだろうと思います。
8
試走を兼ねて取ってきた昼食。
乗ってみたところクラッチミートタイミングが高すぎる印象で、4st50ccにしては実に上等な加速を見せます。
嫌いではないんですが、もうちょっと大人しくてもいいんじゃないかな、と感じました。
しばらく乗って身体でフィーリングを覚えたら、再度どうするか考えてみることにします。
クラッチスプリングをノーマルにするか、ウェイトローラーを重くするか、あるいはそのままにするか…。
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