R129というか、角目世代のベンツは設計が80年台あたりなので、イマドキの車と比較すると、空力などで劣る部分が多いです。そんなわけで、W124とか500E/E500大好きな方々が色々と改善していますが、そのよくあるネタの一つということで、タイヤの前のストレーキを取り付けてみます。
ストレーキとか、トヨタで言うと「フロントホイールオープニングエクステンションパッド」とか、そんな感じの名前の空力パーツです。スポイラーっていうとちょっと意味が違うのかな?
高速走行中に、車体の下でタイヤに直撃する空気抵抗を、その前に板を取り付けて軽減したり避けたりする空力パーツですね。タイヤハウス内部でも、前からぶつかる気流と、タイヤが巻き上げて吸い込む気流が内部でぶつかるので、コレがあると騒音も減るし燃費も良くなるしと言う事で大人気です。90年台半ばの車ですと殆どの車についています。下向きだったり、角度が付いていたりと形状は様々ですが、イマドキは大抵の車についてますね。
トヨタの200系クラウンです。やっぱりちゃんとパーツとして存在しています。
一方1995年型のR129です。なんにもついてなくてまっ平らです。
W124とかですと、アルテッツァだとか他車種の部品をそのまま流用したり、板を加工して貼り付けたりと色々あるようですが、R129はホイールハウスの前の部分のアンダーカバーがこの様に格子状になっています。ですので、他車種の物を持ってきてそのままビス止めというわけには行きません。折角部品番号を調べてトヨタ部品神奈川共販に行こうと思ったのに、このままでは取り付け不可能です。
というわけで、ホームセンターでゴム板と金物少々を買ってきて、パンチで穴を開けてビス止めしました。なんともまぁお手製感満点ですが、機能的にはコレで十分です。
ゴム板なので、車止めにぶつけても折れたりモゲたりという事にはなりません。見た目安っちいというだけですね。
材料を買ってきたら、ちょっとジャッキアップして部品を外してあっさり左右取り付け完了です。
とりつけて試乗してみます。空力パーツなので、流石に街乗り程度では差がでてきませんが、高速に乗って加速するとすぐに違いが出てきます。
加速中に60km/hあたりから今まで感じていたノイズというか、騒音がかなり消えています。それより上の速度域でもやはりノイズが減っています。また、高速走行中の操舵時の感触がスムーズになりました。空気抵抗を相当受けていたようです。ここらへんの感触は付けてない時は何の不満も持っていませんでしたが、付けてみて初めて自覚するという感じです。
あんまり違いが大きいので、ついつい首都高C2を追加で1周してしまいました。山手トンネルが延長されて1周できるようになってとても便利です。
ただ、湾岸線で100と60ともうちょっとくらいになると、前の方からなにやら「ビチビチビチ」みたいな今まで聞いたことのない音がしてきます。一般的なこの手の部品はプラスチック製ですが、今回は5mm厚のゴム板を使用した為、ひょっとしたら高速域では波打ったりビチビチと震えているのかもしれません。震え止めに金物を足すなり、素材の見直しなりが必要かもしれません。
素材や取り付け方法は色々ありますが、この空力パーツに関してはとてもオススメです。BMWもベンツもトヨタもホンダも、イマドキの車は殆ど付けているだけの理由がありますね。
一定以上の速度域になってくると今度はピラーやミラーあたりから風切音がしますが、ミラーは流石に他車種を流用するなりしないと空力改善は難しいですね。こっちは相当難易度が高そうです。前乗っていたBMWのE38型7シリーズのミラーあたりとか、持ってきても面白いかもしれません。
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R129 | 日記
Posted at
2015/05/10 21:20:21