ATFが少ないとどうなるか

20/21後期のA651EトランスミッションはATF量がゲージの適正範囲の上限にあることが望ましいらしい。ATFが少ないと、上に紹介したYoutubeビデオのようなことになる。

今回、ATFの交換に際して、敢えて、この写真（ピンぼけで申し訳ない）のレベルまでしかATFを入れないでどうなるか調べてみた。

１の写真を撮ったのは車が完全に水平ではなく、この写真のように、前輪より、後輪が高い駐車場でのことである。ボンネット越しに写っている建物がほぼ垂直に撮れていることに比べて、セルシオはケツ上がりの度合いから、それが分かるかと。水平なら、もっとATFレベルは低く表示することにはなろう。

この状態で実際に走ってみると、ローギアからセカンドギアへのシフトが緩慢な感じがし、走り出して、信号を２−３つ過ぎた辺りからは緩慢さが消えることを確認した。ATFが温まり、体積が増えることで問題は解消するのであろう。

ATFはトヨタType-IVを使ったが、さらに0.6Lを加えてみたら、緩慢さは完全に無くなった。やはり、ATF量は上限レベルまで入れておくのが無難のようである。