11円+αでヘッドライトを明るくする
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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昨晩、風呂に入るために中断してしまったが、前のページの続きは結構長くなるので、改めて、新しいスレッドを立てさせてもらうことにした。切れてしまったH4バルブ85W/80Wを通常の60W/55Wのものに交換したが、暗くなってしまい、明るくならないかと、実験をしてみた。
結果はこのとおりで、左側は、16260lxであったものが、18930lxになった。これらの値は、85W/80Wのときの19220lxにかなり近い。
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右側は、15830lxから18160lxとなった。色目も幾分、白っぽくなった。
ヘッドライトを明るくしたのは、電圧低下をぐーんと減らしたからであるが、新規投資は、アップガレージで買った30Aのヒューズ11円だけで、その他は手持ちの残材を利用した。
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矢崎電線の線材をこのように利用したが、物置にまだ幾らかが残っていて、そこから18AWG線をピックアップしてステラに使ってみた。
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これはステラのヘッドライトの結線図であるが、左寄りのところに赤矢印で示す2箇所はH4バルブのH/Lコモン端子である。ここは、ヒューズやターミナルを介して、常に+Bが来ているが、配線材が随分と細く、また古くなったヒューズやターミナルが持つ電気抵抗のせいか、オルタネーターのB端子より、1V以上低い電圧しか来ていなかった。
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オルタネーターのB端子はこの結線図の赤矢印で示す部分であるが、エンジンが1500rpmのとき、実測値14.43Vあった。しかし、5の赤矢印のところでは、13V弱に低下していたのである。試しに、AWG18の線材で、この2箇所を繋いだら、電圧低下は0.03Vとぐっと少なくなった。そして、ヘッドライトは明るくなり、かつ色温度が上がり、白っぽさが増した。
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B端子にAWG18線はこのように圧着端子で接続し、さらにハーネスプロテクターを被せた。
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B端子はこのようにインシュレーターを被せて、絶縁不良が起きにくくした。
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AWG18線の反対側は11円の30Aのヒューズを付け、このヒューズからバルブコネクターのコモン端子へもAWG18線で繋いだ。今回は実験ということもあって、左右のバルブとも、並列に繋いだが、個別にヒューズを使うのが正解だろう。これ以降の写真は撮っていないが、今回の配線追加は、オルタネーターのB端子から、従来の+B供給とは別系統で、太い線でバルブまでを繋いだことになるが、11円+手持ち材料だけでヘッドライトが85W/80Wに近い明るさになった。
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白熱電球の明るさは印加電圧の2乗で明るくなるだけでなく、発光効率と色温度が上がり、赤外線輻射が減少し、可視光成分が増えるので、僅かの電圧上昇でぐんと明るくなるものである。でも、フィラメントの温度が上がるので、バルブの寿命は短くなる。今回のやり方で、どれだけH4バルブが生き永らえるかは未知だが、どうなるか、お楽しみである。
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