目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
MDV-Z700に交換し、その後アースケーブルもつけて
音質には結構満足していて、これくらいでいいいかな。
と思っていたのですが、アンプ付きの車を聴いていると
やっぱり、足りない面も見えてきました。
(写真は手術後のツイーター:TS-V172A )
2
手術前の構成は
HU: MDV-Z700
FS: TS-C1710相当(J1710A+TS-T710)
RS: TS-J1710A
SW: TS-WX210A
全ドアデッドニング済 SWバッ直
長い時間をかけて定位のみはきっちり調整したため、
音の濁りを取れました。
今回の手術の前にバイアンプ化を想定、
リアを鳴らさない調整を終え
これが変更前の基準とします。
その不満点は以下。
①音像のみで調整しており、音場がせまくごちゃごちゃしている。
コーラスが重なるところも綺麗に分離してくれない。
②とにかく中音最大にしており、ボーカルがやや歪む
③フロントの低音のパワー不足が顕著
(SWは別で鳴っているよう。つながりが良くしたい)
要するに、イメージ的には自宅においてある、
ケンウッドAVプレイヤーのCLK-5iです。
これにドンドン用のSWを追加したイメージ。
内蔵アンプっぽい音でパワー感・躍動感が薄い。
アンプが明らかな悲鳴を上げています。
3
これを改善するにはパワーアンプ追加が一番!と考え
色々な店を回って、以前アースケーブルをつけて
貰ったショップ、『コルトレーン』様でも相談しました。
店主様に、今のシステムにD級アンプをつけたいんだけど
と相談すると、きっぱりと断られてしまいました。
『アンプ追加よりも先にやることがある』
ここから、ケーブル交換の重要性の講義が始まり
色々な形での実演をしていただき、アースケーブルの
効果も実感していたため、効果はあるだろうなあ・・・となんとなく感じました。
店主様の会話やホームページの中で
『システム一新した変化』とか
『サブウーハーはいらなくなる』 とか
力説されていましたが、話半分程度でも、効果があればいいやと依頼。
しかしケーブル交換のみでは見た目の変化もないため、
スピーカーをTS-V172Aに一緒に変えて欲しいと依頼。
内蔵アンプで鳴りますか?って質問したら
全然問題ない!との回答だったので、これで決定。
ということでスピーカー+ケーブル交換の手術となりました。
4
心配だったのが、TS-V172Aは能率がやや低いため
パワー不足感があるMDV-Z700の内蔵アンプで
ほんとに鳴らしきれるのだろうか、ということ。
店主様、ケンウッドのナビの音あんまり知らないん
じゃないかと。
以前スタジオでDS-SA3にZH0009とZ700をつけた
システムのデモを聴いた経験があり、そのときは
DS-SA3を全く鳴らしきれず、かなり酷い音を出していました。
ZH0009は非常に綺麗に出ておりアンプの力の違いを実感。
同じシステムで、DLX-Z17PROも鳴らせましたが
こちらはサイバーも彩速も死亡状態・・・
これは外部アンプしか鳴らせないスピーカーですね。
6万円のスピーカーとは比較になりませんが、
そういった欠点があるのは事実。
配線入れ替えにどこまで効果があるのか
スピーカー交換して鳴らしきれるのか、不安な年末を
すごします。
5
そして、年明けにマイαちゃんはオーディオ手術室へ。
パワーを供給する電源ケーブル (血管)
音を伝えるスピーカーケーブル (神経)
音を直接出すスピーカー (筋肉)
これだけを手術しました。 ってあれ?意外と大掛かり??
手術内容自体は、お店の中では配線変更の
スタンダードプランとのこと。
配線代やスピーカー代もかかり出費としては
結構大きいものでした。
スピーカー交換しなければAアンプつけれちゃう・・・
ちゃんと費用に見合った効果が得られますように。
6
手術後、店内で確認の意味でちょっと聞いてみましたが
びっくりするほどには変わってる気がしねえ (´・ω・`)
正直ちょっと失敗したかなあと思いましたが、
エージングで変わっていくという話も聴いていたので
とりあえずお礼を言って、帰路へ。
帰路で信号待ちをしていると
♪~♪~♪~♪~♪~
( ´_ ゝ`)
( ゚ω゚ ) !
(`・ω・´)!!
---(゚ ∀゚ )---!!!
CシリーズからVシリーズになり、ツイーターの口径が
でかくなり、そこから容赦なく送られてくる綺麗な音。
気になっていた①のごっちゃな音場が
広いステージ感に変わっています。
またコーラスも分離感があがり、かなり綺麗になりました。
エベレーションという中域を強調する機能を使っていたため
②のように声がやや歪むことがありましたが、
そんな機能を使わなくても量・質ともに十分な中音。
好きだったカロスピーカーの傾向そのままに
グレードアップしたのがV172Aでしょう。
ボーカルがグイグイ向かってきます。
さては店主様、俺の好みを理解しているな!?
で、一番の心配だったフロントの低音ですが、
Z700の内蔵アンプで全然出しまくりです。
店主様がサブウーハー要らないよ、って言っていましたが
まさにそのとおりでサブウーハーは-9dBされて
さらにバスブーストも切られているのに低音も十分!
V172Aはやや低音が出にくいと言われていましたが
全然問題ないです。
バッ直電源とスピーカーケーブル交換でここまで変わるとは。
まるで、自宅にあるケンウッドのミニコンポのイメージです。
パワー感が全然違います!これなら外部アンプ要らないかな。
Z700にしてパワー不足だと感じてる人、
バッ直すると全然変わりますよ。
お店の言うこと、半信半疑だったけど全部ホントでした。
これほど低音が出るとは配線交換のおかげに他なりません。
バッ直で電源を強化することは音が良くなることが
あっても悪くなることは無いので、店主様が
ここまで強く推したの理由がようやく納得できました。
7
TS-V172Aはバイアンプ対応のネットワーク付きで、
そのネットワークが巨大(-_-;;ですが、
運転席と助手席の足元に入れてもらいました。
写真だと分かりにくいですが、ややもっこりしていて、
乗り降りのときにちょっと邪魔ですw
運転のときは全く気になりません。
あと、フロントバイアンプ接続でウーハーが前スピーカー
のため、音声案内が少し聞き取りにくくなりました。
ボリュームを最大にすれば全然余裕で聴こえますが、
操作音は聞き取れません・・・。
バイアンプでの問題点はほとんどないでしょう。
8
お店でやってもらったTAです。
パッシブ接続でツイーター・ウーハーが連動する場合、
イコライザでツイーターを操作することになりますが、
バイアンプにすれば、距離・音圧も1つづつ操作できるため、
調整しやすさが全然違います。
しかし、プロの調整ってすごいですな。
定位もバランスもばっちり&モロ好みです。
でも、運転席が一番下げられた状態での調整なので
席を前にするとちょっとずれました。そのうち微調整かな。
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今回のオーディオ改善は思った以上に大掛かりになり
思った以上に効果が見られました。
というか最初から相談していれば寄り道しなかった
かもしれませんが、寄り道もいい経験になったと思います。
当然、この先にはA級アンプやプロセッサ等
さらなる高みがあると思いますが、ホントにこれで十分です。たぶん
アニソン、ゲーソンしか聴かないのが勿体無い(笑)
同時にプロの技・知識というものをまざまざと見せつけられました。
ズブズブ埋まって行くオーディオ沼地から引っこ抜いてもらい大変感謝です。( ´∀`) もう散財は嫌だ
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