Lupoさん冬のあれこれ

我が家に来てから早5年目に突入のLupoさん、非常に良い仕事をしてくれています。基本設計の良いエンジンはメンテナンスも楽で某Fiat車の様な”なぜか判らない不具合”は発生しません。原因が明確に判り、部品交換や清掃で対処できているので父車としてあまり時間を掛けられない現状では非常に助かっています。
今回は元から付いて居たバッテリーがやや弱り気味になって来たので交換してみる事にします。　
予防的整備とでもいいましょうか。

サクッと取り外したバッテリーはいつものヨーロッパ規格、フォルクスワーゲン純正バッテリーと表示してあります。交換に選んだのはお隣の国の製品、某Fiat車に3度程導入して実績があるので今回も採用になりました。
何より、値段が市価の三分の一、ネットでもほぼ最安でこの性能はやっぱりバッテリー製造に特化したお隣の国の力でしょうか。
某Fiat車では不具合も無く堅調に働いてくれています、Lupoさんでも同じく頑張っていただきたいです。

オリジナルのバッテリーは電解液が一番端の槽だけ減ってしまって居ます、ここへ希硫酸溶液を加えて再充電すると調子を取り戻しそうな気もしますがどうでしょう？
保管しておくことにしました。

サクッと取付してバッテリー交換完了です。
セルモーターの回り具合が非常に元気になり、驚く程快調です。
Lupoさんやったね。

もう一点の不具合報告が父親からありました、　以前ハイフラッシャー化してしまったウインカーの不具合が最近再発気味なのだとか、何度か切り替えると正常に作動するとの事です。
詳細を観察すると今回は端子がすり減ってしまった事が原因の様です、
どうしましょう？

＊その他の整備手帳に詳しいので分解過程は省略しています。
＊作業前にはエアバッグやその他の信号線を外すのでバッテリーのマイナス端子を外すのだけは忘れずに。

減ってしまった端子をハンダで修正してみます、　ハンダのスズの合金の硬度は接点の銅とは比べものにならない程柔らかいので、どのくらい持つのかも検証しながら経過観察します。

ハンダを削れた接点の部分に載せます

紙ヤスリ等を駆使して元の形に近く成型します、　上手くいくでしょうか？

もう一点気が付いたところではこの上下の上側はどうやらLupoさんには使用されていないコーナリングランプ等のオプションを作動させる為の接点の様です、なので、単純に調子の良い上側の接点端子と入れ替えるだけでも行けそうです。誰か実験してみません？（自己責任～。）

こちらもサックリと取り付けて様子を見ます。
試走した限りでは不具合の再発はありません。　

その後3日程経過しましたが問題なく作動しているとの報告が上がってきています。　
良し、その調子だLupoさん！