ど・素人のエンジン不調整備　3回目　

ここのところ非常にご活躍のLupoさん、父の故郷の苫小牧市とを頻繁に往復するお仕事をしています。高速道路ではピエヒさんのご意向通りにスピードを出せば出すほど安定する、このクラスにはオーバークオリティの走りを見せます。運転していて安心できます。　
　そんなLupoさんに異変が！！
ある朝、父の用事で郵便局まで行く途中エンジンが”ブルブルブルブル”と振動してパワーダウン、
あ、いつものあれか？！と思ったあなたはワーゲン通です。

♪エンジンブルブル絶好調♪
なんていう歌がありましたが、この場合のブルブルはあまりよろしくありません。
メーターにはエンジンチェックランプが点灯しています。
これは例によって例の症状ですね。

早速OBD２コードリーダーの出番です。　つなぐとすぐにエラー箇所を教えてくれます。
今回は1番シリンダーのミスファイヤーです。ミッションから遠い順に１，２、３，４と数えるので、車体の右寄りのシリンダーです。

さて、エンジン不調整備で2番シリンダーがミスファイヤーを起こしていた記録を読み返すと、1番シリンダーはプラグを移設した所です、
コイルは3番に移設したので2回目の異常が直接悪さをしたのではない可能性が高い気がします。

早速1番シリンダーのダイレクトイグニッションコイルを取り外してみます、これは外観で異常がわかるものではありませんので、直に交換するのみです。

プラグは元から付いて居るプラチナプラグ、とても高額なのでおいそれとは交換できませんが、異常はなさそうです。
今回の試行がダメなら少し安価なイリジュウムプラグに交換してみようか？

備えあれば憂いなし、今回もいつものように不具合を見越して常備している部品の中から同型エンジンのPoloから取ってストックしてあったコイルを使います。　伊丹車両さんありがとう。

緊張のエンジン始動、
Lupoさん何事も無かった様にエンジン始動できました。　
もうブルブルしません。
エラーコードも再発しませんでした。
やっぱり”いつものあれ”でした。

ワーゲンの初期のダイレクトイグニッションコイル装着車はリコールレベルでコイル異常が出まくった経緯があるので、2010年位までのワーゲンのダイレクトイグニッションコイル装着車をお持ちの方は常備すると良いでしょう。工具袋に一本ね！

ついでにインジェクターの清掃も励行しておきます、　エアクリーナーの蓋を外してKUREのエンジンコンディショナーを40秒程吹きかけるだけです。

まだまだ走行距離の少ないLupoさんこれからも父車よろしくお願いします。