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かゆがの愛車 [マツダ CX-8]

整備手帳

作業日:2023年7月1日

冷却系への圧縮漏れ?/エンジン交換

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 ショップ作業
難易度

上級

作業時間 12時間以上
1
冷却系への圧縮漏れが発生し,結局,エンジン本体を交換して頂きました.2年半/2万㎞の保証内ということもあり,無償交換して頂けました.ディーラーには真摯に対応して頂けましたし,結果的に,(たぶん)CX-8最終型の2.2Dにアップデートされたことにもなり,それはそれで良かったのかな?とも思っております.初期の200PS版はバルブステムシールからの圧縮漏れが一部個体で発生しているとの話もあり,私も気になってはいたのですが,それも対策されている版への換装になったはず... とも期待しております.初期症状から経過観察できておりましたので,幸い,「路上で湯気を吹いてレッカー!」のような事態には至りませんでした.ネットで検索しても同様の事例は見かけないようです.多発事象ではなく,恐らく偶発的な初期不良とは思いますが,少しでも皆さんのご参考になればと考えて掲載します.写真は取り外されて,メーカーへ返送前の2.2D本体です.
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最初に気づいた兆候は,2023年の2月頃,冷却水の減少でした.ちょっと見づらいですが,サブタンク内の下限よりも更に下側です.あれ?っと思ってよく観察すると,
3
エンジンカバーへ僅かに水滴の跡があり,
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エンジンフードの裏側にも水滴の跡があります.
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よくよく見ると,ブロアのコントローラ?に,上から垂れたような跡があります.いろいろ目を皿にしてエンジンルーム内を探しましたが,これ以外に痕跡は見つかりませんでした.サブタンク上部にある,オーバーフロー用のホースにも,痕跡はなかったと思います.このコントローラー?の真上には,ラジエーターキャップがあります.位置関係的に,そこから吹いたとしか考えられないのですが,沸騰して派手に吹く...ではなく,そこから滴って,それが回転しているファンにも多少当たって?,エンジンフードやカバーにも少し跡が残った...のだと思います.とりあえず,ラジエーターキャップの作動不良が起こって,サブタンクへ水が逃げず,キャップから漏れた...としか考えられませんでした.

ちょうど半年点検の直前だったので,ディーラーでも確認して頂きましたが,やはり原因は不明とのこと.とりあえずラジエーターキャップの交換で様子見となりました.ディーラーではオーバーヒートの痕跡など,各種エラーチェックを行ったとのことなのですが,自分でもそんな過酷な状況に陥った記憶もなく,もちろん,エラーログも残っていませんでした.
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その後様子見を行っておりましたが,6月頃,エンジン回転数に応じて「ごぼごぼという流水音」がかすかに聞こえることに気づき,エンジンを見てみると,液面がサブタンクいっぱいになっておりました.このときは明らかにサブタンクのオーバーフロー用のホースからも少し漏れた跡があり,アンダーカバーまでそれが続いておりました.

再度,ディーラーに持ち込み診断して頂きましたが,「流水音」は再現せず,今一度,冷却水量を適切に調整してもう少し様子見となりました.私としては,これはもう,排ガスが冷却系に入っているはず...という確信はあったのですが,ディーラーではそれを客観的に測定する手段がなかった?のか,そこまでの判断には至れなかったようです.いずれにしても,サブタンクからオーバーフローして漏れているのは事実だけど,私(だけ)が聞いた「流水音」以外,明らかな不具合はない状況でもありました.
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いったん引き取りましたが,ちょっと納得もゆかなかったので,少し負荷をかけて走ってみました.その頃数ヶ月は大人しい街乗りしかしてなかったのですが,ちょっとだけ山道をブーストをかけつつ登ってみると,「流水音」が常時聞こえるようになり,サブタンクにはエンジンを止めてもしばらくボコボコとエアーが吹いて,写真のような泡が出るようになりました.ここまで症状が出ると,もう,疑いなく排ガスが冷却系に入ってますよね.ディーラー直行してその場で流水音も確認でき,即入院となりました.
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その後連絡を頂き,メーカーと協議の上,エンジン本体の無償交換になったとのことでした.診断と協議で1週間,交換作業に3週間と,計1ヶ月の入院となりました.写真は交換用のエンジンです.交換するのはあくまで本体だけで,ターボなどの補器類は継続使用でした.原因の解析結果はやはり開示してもらえなかったのですが,結果的にエンジン本体の交換で完治したので,ヘッドガスケットの不良,もしくは製造時のヘッド/ブロックの締め付け不良かな...とは思っています.一般的にヘッドガスケットからの圧縮漏れが発生する場合は,極度のオーバーヒートによりヘッドやブロックがゆがむことが原因と思います.ただ,自分の記憶でもそのような状況に陥ったことはないですし,コンピュータのログにも残っていないそうです.水温センサーが壊れていて温度管理に不具合が生じ,オーバーヒートが発生しても検知できなかったのでは?とも思いましたが,センサーも確認して正常だったとのことです.まぁ,推測してもこれ以上は分からないので,ダメもとでもメーカーに聞き続けるしかないですよね.ともかく,日頃からエンジンルームを覗いておくことの重要性を再認識した次第です.

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