ネタとしては鮮度が落ちていますが、「トヨタ、富士重工の筆頭株主に!?」の続編と言おうか、ちと面白そうな話を読んだので、その事でも。
富士重工とは、戦前に日本有数の規模を誇った航空機製造メーカー「中島飛行機」が前身になっています。
この「中島飛行機」とは、元海軍機関大尉中島知久平氏が設立した軍用機専門メーカーでした。中島氏はとても才能に溢れる方だったようで、技術・経営で成功した後には国会議員にもなっている方です。
才能と言おうか、先が見えると言おうか、ライト兄弟が初飛行してから、十数年後に「将来の国防は航空機にかかる」との信念を持って会社を設立したそうです。当時の貧弱な飛行機を見てそこまで考えられるとは天才と呼んでも良いのではないでしょうか?少なくとも常人には窺い知れない事かも知れません。
中島飛行機は数々の名機を生み出しますが、1945年の敗戦によって、戦後GHQによって細切れに解体されてしまいました。会社の方針が「軍用機で日本の国防力を上げる」だったので、将来を考えると「危険」と見られたのでしょう。(航空禁止令なんかも出されていましたからね…)
解体されてしまった「中島飛行機」ですが、1953年にもう一度飛行機を作ろう!と「富士重工株式会社」となって今日に至っている訳です。(適当に調べたんで、間違った部分があるかも…)
そう、前置きが長くなり何が言いたいかと言えば、富士重工とは今直飛行機の製造を行っている会社だと言う事です。
小型航空機の需要が高まっているといわれる昨今、ホンダは数年前に試験飛行を行っており、トヨタも飛行機の開発を推し進めているとか、そこで恰好の技術提供社として“日本では”優れた航空技術を持つ富士重工が上がって来る訳ですね。
残念ながら、現状ではボーイング社の下請けや自衛隊相手に細々と活動しているだけですが、将来は“本業”の飛行機製造に力が入るのではないでしょうか?(トヨタに取られるかもしれませんが…)
GMの支援かと思わせ、さらにその先を読んでいるかのトヨタ自動車…
そのうちボーイング・エアバス等に匹敵する日の丸航空機製造メーカー「トヨタ飛行機」とかできるのかも知れませんね。
Posted at 2005/10/08 19:05:57 | |
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