【製品開発】 NEOPLOT(ネオプロト) フットレストバーNEO
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
“ドライビングポジションは左足で決まる!”でお馴染みの「NEOPLOT フットレストバーNEO」シリーズ。
86やハイエース用はもちろん、アルヴェルやノアヴォクへの適合商品の出荷も少しずつ増えてきています。
今回モータースポーツでの活躍やカスタマイズが多く見られる『ヴィッツ』のフットレストバーの開発に取り組みました!
画像はノーマル状態の両足のポジションです。
何とも左足の行き場がない感じで、クラッチペダルも若干曲がっている?かもしれませんが、フットレストからのスムーズなペダル操作が配置的に困難なイメージです。
2
フットレストの高さも足りなく、踏ん張りや快適性も得られないですね。
同じプラットホームを使用しているアクアはもっと頼りなく、とても最適な運転姿勢(ドライビングポジション)を得られるようなコクピットデザインではありません。
ということで、少しでも理想的な運転姿勢による快適性や操縦性向上にお役立てできるよう、専用設計のフットレストバーを商品化していきます!
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まずは、ノーマルのフットレスト部を検証していきます。
発泡スチロール材で造形されたフットレストとセンタートンネルを覆っているフロアパッド(黒)。
フットレストバーの設計において、非常に大切なこととして「取付固定箇所」の選定・設定です。
フットレストといえども左足の踏力は、危険回避時など特に踏ん張る状況ですと、50~100kgくらいの踏力になります。
この力にに耐えられる製品構造と取付固定箇所の選定と設定が必要なことから、この車両とじっくり対峙しました。
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ノーマルのフットレスト(発泡スチロール材)では固定能力がなく、センタートンネル上のエアバッグコントローラーの取付ボルトに目をつけました。
条件としては最高でした!
このM8フランジボルトの取付面が水平で、取付箇所としては十分な強度もありそうです。
さっそく3次元測定器で測定して車体データを取りました。
5
あっという間に一次評価試作が完成しました。
※製品(量産仕様)は若干のデザイン変更、材質の変更が想定されますのでご注意ください。
6
次に試作品の取付確認と、フットレストの機能、クラッチペダルの操作の確認・評価をしました。
フットバー(棒)の高さの調整範囲・固定寸法に若干の変更を施し、そのデータを図面に反映することに、また製品の取付方法も同時に検討し、商品として成立させていきます。
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真正面から見た画像です。
フロアカーペットがめくれているので分かりにくいかもしれませんが、アクセルペダルの高さとフットバー(棒)の高さがほぼ同じ高さになっています。
これがフットレストバーの大きな機能面のひとつとなります。
・右足と左足が左右対称な状態になる。
→ 運転姿勢が良くなる。
・左足首に自由度が得られる。
→ どんなシートポジション、どんな体躯の方でもフットレストへの左足首の角度が最適になる。
このことによって、運転時の疲労軽減効果がまず得られ、ベストなドライビングポジションを維持できるようになるのです。
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もうひとつの効果としてM/T車の場合、フットレストとクラッチペダルが近くなることでペダル操作性が向上します。加えて左足がグッと踏ん張れることでコーナーリング操作が正確になったりと・・・。
ドラポジが大切だというのはよく聞くことですが、ステアリングホイール、シートの重要性はご存じだと思います。ドライバーが接触するところがもうひとつ、両足です。アクセル・ブレーキ・クラッチペダルとフットレスト!
弊社製品はここに目をつけています。
機能性の高いフットレスト「NEOPLOT フットレストバーNEO」をぜひとも体感していただきたいです。
このフットレストバー(棒状フットレスト)は特許を出願し、現在公開しております。
発売まで今しばらくお待ちください!
ちなみにMT車用とCVT車用はフットバーの長さが違い、別品番になる予定です。
それでは、よろしくお願いいたします<(_ _)>
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