ドアノブのリンクへの注油

ある日突然運転席側のドアノブが1回で開かなくなってしまいました。2回引かないと開かなく最初はロックが掛かっているのかなと思いました。ちなみに外側からは1回で開きます。とりあえず様子をみようと内張りを剥がして見ました。

ドアノブと取っ手、パワーウインド/ドアロックのスイッチ、サイドミラー内側のカバーを外します。ドアノブと取っ手はネジで止まっていますし、スイッチとミラーのカバーはハマっているだけですのでマイナスドライバーなどでこじればパカっと取れます。あ、スイッチのハーネスも外します。
あとは下部のクリップで止まっているだけですのでパチパチっと外していきます。

クリップを全部外したら内張り全体を持ち上げます。持ち上げるとドア上部に引っかかっていた部分が外れフリーになります。
ただドアノブがまだ引っかかって取れませんので内張りをくるっと回して知恵の輪のようにして穴から開放します。
するとこんな風に内部があらわになります。

とりあえず怪しい部分を見てみます。
あちゃー、あちこちサビサビだ。
やっぱり雪国の過酷な環境は着実にボディを蝕んでいるんですね。

写真は丁度ドアロックノブのあたりから下に向けて撮ったものです。

仮組みして動作を確認してみます。
外側のノブと内側のノブと2系統のリンクが1つになりラッチを動かしているみたいなのですがどうも内側のほうがラッチを開放する方へのストロークが短いようです。

かといってノブから出ているロッドに調整機構はないようです。

うーんロッドの変形かリンクの異常か?
万事休す・・・
時間が無いので一応サビサビのリンクをグリスアップ。で動作確認をしてみたところバッチリ1回で開きました。
特に動きが緩慢な気もしなかったのですが、直ったのでOKとしましょう。リンクのストロークが違うのは異常じゃなかったりして。

後でパーツリストを見てみたらロッドとリンクは単品じゃなくラッチとセットになっている模様。
危うく高い修理になるところでした。

とりあえずこれで様子を見てみます。