1
トレーラーを引っ張るためには「ヒッチメンバー(連結装置)」が必要なのですが、残念ながらヴィヴィオ用の既製品を発見する事が出来ませんでした。仕方がないので自作しますが、材料として「シーマリン」さんの自作ヒッチメンバーキットを使います。このキットは「ヘ」の字形にマフラーの「逃げ」があるので、取り付けスペースが極小なヴィヴィオにもなんとか付きそうです。
もともと乗用車用のキットらしく、幅が広いのでヴィヴィオに合わせて幅を切りつめます。
↑マフラーの逃げ位置を基準に、カプラーが車体中央に来るように採寸します。
2
水平&直角に注意しながら
切るべし!切るべし!切るべし!
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ヴィヴィオに合わせて切ると、ずいぶん軽くなります(^_^;
3
ずれないように位置決めをして、バリ!っと溶接。
最初はオイラがパチパチと溶接していたんですが、後ろから見ていた工場長が見るに見かねて参戦w
「そんなんじゃ強度出ねぇぞ。剥がれるか割れるなw。溶接は文字通り【溶】かして【接】けるんだから、そんな直線的にやってもダメ。小さく“の”の字を書くようにグリグリと溶かしながら進まなきゃ。素材も厚いからしっかり溶かせよ」
・・・溶接はセンスですね(^_^;
接合面をがっちり盛りつけて溶接し、サンダーで平らにしてからアングルをかぶせて溶接し、強度を確保します。
4
ボディへの固定は、左右のスタビブラケットのボルト穴を利用します。さらに牽引フックもボルト&ナットで挟み込んで固定しちゃいます。
このため、リヤスタビは残念ながら取り外しました。
あらかじめ採寸したサイズに合わせて、キットに付属の鉄板を切ります。とてもじゃないですが、厚さ9mmの鉄板は糸鋸やサンダーでは切ってられないので、ガス溶接で溶断。コレも素人には無理なので工場長に委託(^_^;
切り出したサイドステーを取り付けると、こんな感じです。
スタビブラケット取り付け位置から牽引フックまで、なるべく広い面積で覆うようにして強度を確保してます。
5
左右のサイドステーをボディに仮止めして、メンバーの位置を決めます。積載時の事を考慮して、カプラーの向きが微妙に上向きになるように調整しました。
点付け溶接で位置を固定して一旦車体から外します。
で、強度優先でバリバリと溶接!
ワンオフヒッチメンバー完成♪
6
おなじみの「鉄工所レッド」な錆止め塗装をしたあと、
さらに錆止め効果のあるシャーシブラックで上塗り♪
7
きっちりサイズにつくりすぎてちょっときつい(^_^;
プラハンで叩きながら押し込んで、ボルトで固定。
牽引フック部分は、裏面にサイドブラケットと同じ厚さのあて板をして、ボルトナットでガッチリ挟み込みます。
スタビブラケットのボルトで位置を決めて、主な加重は牽引フックが受け止めるイメージです。
8
灯火用の配線は、テールランプの配線から分岐して取り出し、トレーラー用コネクターに接続します。
必要なのは
・ポジション
・ブレーキ
・右ウインカー
・左ウインカー
・バック
・ボディアース
の6本です。
本来コネクターはヒッチメンバーに付くようになっているのですが、位置が低くなってしまう事と配線の容易さを考慮して、バンパーに穴を開けて固定しました。
完成~♪ ヴィヴィオからしっぽが生えましたw
予想よりも違和感なく仕上がったので結構満足です(o^_^o)
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