会いたい / 沢田知可子

　ブログを書きながらモニターの子画面で『失恋歌合戦(CX系)』なる番組をたまたま見ていた。
　「会いたい / 沢田知可子」この歌は“実話”を元に作られたと、いつか聞いたような気がしていたが、まさかあんな“事実”があったとはねぇ…(-_-

　沢田は中学でバスケット部に所属していて、そこで人気者の先輩に恋をし、でも遠くから見ているだけだった。
　～ ～ （ 中 略 (^^ゞ） ～ ～
　月日は流れ…その憧れの先輩は実業団のバスケット部で活躍。沢田は先輩の送り迎えをしてあげる仲になっていた。
　「自分だけの先輩、特別な仲」と思い始めていたが実はそうでもなく…先輩を取り巻く女の子達に“小さな嫉妬”をして、先輩からの（恐らく）「送ってくれ」の電話に出なかった（つまり送ってあげなかった）ばかりに、その日その先輩は交通事故で帰らぬ人となる。
　その後沢田はプロの歌手としてデビューするが、ヒットに恵まれず。歌手生命をかけて４枚目のアルバムをレコーディング中のこと。最後まで詞が届かなかった「会いたい」の歌詞が、レコーディングスタジオにＦＡＸで送られてくる。プロデューサーはその詞の強さにヒットを確信したという。
　その歌詞を渡された沢田は、そこに自分しか知らないはずの封印した過去がつづられているのを見て愕然としたという。
　作詞家の沢ちひろは、当日の朝「歌詞が天から降りてきた」と後に語ったという。

　こういうことあるんだね。作詞家の沢ちひろは、勿論この沢田のエピソードは知らないし「私がバスケ部に入っていたことすら知らなかったのでは？」と沢田。
　僕は「あの世」はあると思っているし、「「会いたい」は先輩が書かせた歌なのだ」と思う。先輩は「知可子が歌手になったら、僕が一番目のファンだ」と言ったらしいが、今でも最初にして最大のファンであり、沢田のことを応援し守っているに違いない。
　このエピソードを再現ＶＴＲを交えて紹介した後に、「会いたい」をきちんと歌える沢田知可子、プロだねぇ。僕は多分この手の曲は歌えません(T_T) オフコースの「生まれくる子供たちのために」や「言葉にできない」、「緑の日々」、「君住む街へ」も歌い切る自信はありませ～ん（爆
　久しぶりにテレビを見て泣きました(^^; いい涙だった^^

　最後に…財津さんも相変わらず良い曲書くね(^^)b


　　会いたい ／ 沢田知可子
　　　　作詞　沢ちひろ　　作曲　財津和夫

　　　ビルが見える教室で　ふたりは机 並べて　同じ月日を過ごした
　　　すこしの英語と　バスケット そして　私はあなたと恋を覚えた
　　　卒業しても私を　子供扱いしたよね　「遠くへ行くなよ」と
　　　半分笑って 半分真顔で　抱き寄せた
　　　低い雲を広げた 冬の夜　あなた夢のように　死んでしまったの

　　　今年も海へ行くって　いっぱい 映画も観るって
　　　約束したじゃない　あなた 約束したじゃない
　　　会いたい

　　　波打ち際 すすんでは　不意にあきらめて戻る　浜辺をただ独り
　　　怒りたいのか 泣きたいのか　わからずに 歩いてる
　　　声をかける人を つい見つめる　彼があなただったら　あなただったなら

　　　強がる肩をつかんで　バカだなって叱って
　　　優しくKissをして　嘘だよって抱きしめていて
　　　会いたい

　　　遠くへ行くなと言って　お願い独りにしないで
　　　強く 抱きしめて　私のそばで生きていて

　　　今年も海へ行くって　いっぱい 映画も観るって
　　　約束したじゃない　あなた 約束したじゃない
　　　会いたい