ミネラル一人旅　北条鉄道

今日は大阪、神戸から近いローカル線の北条鉄道へミネラル一人旅に行ってきました。
この北条鉄道は旧国鉄の北条線が第三セクター化されたものです。

始発駅はJR加古川線、神戸電鉄と３つの鉄道が集まった粟生(あお)駅です。



駅舎は地元の陶芸館と一体になっていて、車もその駐車場に無料で停めることができました。



路線距離が短く、同じ車両が往復している＝１時間に１本の北条鉄道の車両がやってきました。



車両は今は製造されていない富士重工製のレールバスです。



車両形式は地元北条町が花で有名なので、フラワ２０００です。



途中の法華口駅で途中下車。



この駅は駅舎の中にパン屋さんがあって有名な駅です。







米粉を使った色とりどりのパンが販売されています。



ランチタイムには少し早かったですが、駅舎の中で頂きました。
タコ焼きを乗せたパンとかもちもちで美味しかったです。



次の列車まで一時間、のんびりと過ごしました。
しばらくすると折り返しの粟生行がやってきました。



この駅はパン屋の店員さんが駅長も兼務していて、列車が来るたびに丁寧に送り迎えをしてくれます。とても地元に愛されている鉄道です。



一時間後にやってきた北条町行に乗って、終点を目指します。
途中の長(おさ)駅で駅長さんがタブレットを持っていました。



一両しかはしっておらず、途中列車交換の駅も無いので、全線が閉塞区間＝タブレットはいらないはずですが、演出効果もあるのでしょう。

切符は往復分と同じ金額の乗り放題切符を購入しました。
板切符で裏に日付印が押されています。



北条町で折り返し、再び粟生駅を目指しました。途中にこんな感じの緑のトンネルがあって素敵な感じです。本当のトンネルは１個もありません。



粟生駅に着くと、神戸電鉄、JRも同じ時間に電車が到着します。
この辺りは３社の連携が取れていて、利用者の便を図っています。
同じ関西でも京阪神間はJRと私鉄は競合関係なので、それとはえらい違いです。





北条鉄道の後は、同じ第３セクターのローカル線で８年前に廃止された三木鉄道の記念公園を訪問しました。



記念館の隣に廃線跡を利用した公園になっています。



公園には線路が残されていて、当時の雰囲気が残っていました。



廃線跡をたどっていくと通行止めになっていますが、その先は鉄橋跡に生の線路が残っていました。思わず興奮。





つくづく今も走っていればと思いましたが、北条鉄道も何とか生き残ってほしいと思います。

とてものんびりとした秋の一日を過ごせました。