フリーハブ完全分解 その1
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
作業自体は4月末にやってましたがアップしようと思って忘れてました。
結構前からフリーハブのノブ外周からグリスが滲んでいたのが気になってました。
ジムニーのフリーハブはノブ側と本体側に分かれるだけで、それ以降の細かい部分は何故か非分解前提でメーカーからはフリーハブのアッセンブリー(本体丸ごと)でしか部品が出ません。
しかもそれが結構良い値段。
結論から言うとノブ外周のパッキンが死んでたんですが、当然そのパッキンも部品が出ないのでメーカー的にはアッセンブリー交換対象なんだろうけどダメなのはパッキンだけでフリーハブ本体はあと1000年は行けそうなくらい状態が良いので、今回は見た感じで非分解部分を分解してOHとパッキンを交換しました。
2
早速作業。
今回はハブしか分解しないので別にタイヤは外さなくても良いしジャッキアップも不要です。
ただ砂など異物が入るとよろしくないので出来るだけ綺麗なアスファルト上とかでやった方が良いと思います。
まずノブ外周の10mmのボルト6本を外してフリーハブを開けて、ドラシャ先端のCリングを外します。
そしてフリーハブ本体外周の12mmのボルト6本を外して手前に引き抜くとフリーハブ本体が外れます。
通常分解はこれで終わりです。
3
ここから非分解ゾーンです。
ワクワクしますね。
くどいですがこれ以降はメーカーでも本来やらない部分なのでミスって破損しても部品を紛失してもアッセンブリーでしか部品が出ません。
やる場合は自己責任でお願いします。
別にどっちからでも良いですがとりあえず本体側からバラします。
本体の裏というか車体側をよく見ると内側と外側でスナップリングが入っているのでまず内側から外します。
外側から外すと内側のスナップリングが外しにくいです。
外す際にスナップリングを飛ばさないよう注意。
内側はスナップリングプライヤーで広げながら外した方がやりやすいですが薄刃のマイナスとかでも出来ます。
4
内側のスナップリングを取るとドラシャと噛み合うフリーハブの真ん中のパーツが外れます。
5
外側のスナップリングを外します。
スナップリングプライヤーを引っ掛ける切り欠きが無いタイプの穴側スナップリングなのでドライバーで上手いこと煽って外しました。
6
これで本体側は完了です。
グリスが枯渇して錆びて固着とかしていなければサクッと終わると思います。
7
次に問題のノブ側を分解します。
ノブ側と本体のスプラインに噛む側に分かれるんですが、構造的にはノブに螺旋状の溝が切ってあり、スプラインに噛む側のパーツにその溝に引っかかる爪があります。
ノブを回す事によってスプライン噛む側のパーツが本体側に押し付けられてスプラインに噛み、ドラシャからの動力を伝達したり、引っ張られてスプラインから離れ、動力を遮断したりするってだけの単純な構造です。
文章で説明するとややこしいですが現物をよく観察して動かしてみるとすぐ理解出来ると思います。
分解はその螺旋状の溝のLOCK側のさらに先に爪を逃す部分があるので、バネを縮めながら回して爪を逃せば分離します。
8
こっちが本体のスプラインに噛む側のパーツ。
これは問題無いのでこれ以上分解する必要がありませんがどうせなのでバラしました。
現物を見りゃわかりますが内側にバネが引っかかってるだけなのでそれを外せばもげます。
フリーハブ完全分解 その2に続きます。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク