エンジンキー不良
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
以前からときどきエンジンキーが不調でセル起動できないときがありました。
かかるのが2回に1回が、3回に1回になり、そのうち10回に1回になり、いよいよ全然ダメ
ネット検索では、プレオはこの不調が多いようで、イグニッションスイッチの内部の接触不良だというレポートが多いので分解してみることに。
(1)ハンドル下の4本のネジを外すとハンドルカバーが外れます
(2)ハンドルカバー下のカバーも外します(○二つを外す)
2
イグニッションキー全体が見えます。
矢印のあたりのネジ(かなり見えにくい)1本を外すと、キーシリンダー本体から、スイッチ部分が外れます。
赤○は、外れたイグニッションスイッチ部分
T字型の溝が、キーシリンダー側の本体と繋がりスイッチが回転するようです
3
外したイグニッションスイッチ
下が、蓋を開けた状態の接点部分。
(開けるのには、カシメをこじ開ける必要があり、、この時点でメーカー保証なし・・・・)
接点の回路をたどると、赤い矢印の部分がイグニッション(セル)の接点。
だいぶ擦り減っています。
4
擦り減った接点部分をハンダ盛りしてみます。
組み直して、スイッチ単体で試験するとセルが無事に起動します。
・・・・が、しかし、、、、キーシリンダーに取り付けると、前よりはましですが、やはり数回に1回しかセルが回りません。不調の原因はこれだけではないようです。
5
イグニッションスイッチだけの部品供給がされていて、型番も判明したので、スイッチだけ取り寄せました。
1000円くらいだったかな。注文の翌日に入荷
スイッチ部分を新品に交換して、、、、いよいよこれでOKかと思いきや、症状はほとんど改善しません。
どうもキーシリンダー側に不具合あがあるようです。
6
いきつけの修理屋さんによれば、キーシリンダー交換は1万円くらい。
この場合、 エンジンキーとドアキーが別々になってしまう。全部交換だと2~3万円だと、、、(泣)
あきらめきれずに、いろいろな情報集めた結果、どうもキーの不具合はリコールになってるらしい。
ここで、初めてスバルのリコール情報を検索しました。
リコールではないが、同年代のサンバーではサービスキャンペーン対象。プレオでもやや似た症例があった。
(リコールとの違いはよくわからないが、、安全上問題が大きいのがリコールで、それほど重大ではないのがサービスキャンペーンらしい)
7
とにかく、スバルに持ち込んでみた。
「スイッチを交換しても直らない。キーシリンダーのリコール対象ではないかと聞いたんですが・・・」
後日連絡ということであったが、翌日連絡があり、サービスキャンペーン対象なので無償で修理しますとのこと。
写真は、無事新品に交換になったキーシリンダー。ここだけピカピカ。
キーナンバーも、元のキーと同じでドアキーと共通に使える。
最初から、ディーラー工場に持ち込めば良かった。
(今回は、行きつけ修理屋さんの情報不足だったかも)
8
(追記)
さて、、スバルからはプレオのイグニッションキーについては、その後、以下のような告知があります。
http://www.fhi.co.jp/recall/others/data/08-09.html
これによると、通常は電装系の故障の保証期間は3年だけど、イグニッションキーのこの故障については、新車登録から11年に延長するという内容です。
もう少しで保証切れになるところでした、、
さらに、この告知がされたのは 2008年9月。この告知以降は、サービスキャンペーンの告知(SC-21)からは情報がなくなっています。
無期限のサービスキャンペーンはやめて、保証期間の延長で対処ということか、、、、むむむ。
タイミングが悪いと有償になるところでした。
ま、次にまた故障したら、エンジンスタートはプッシュスイッチでもつけるかな。
(2012.4.24追記)
交換後、2年半経った今も好調です
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