KW Version-1  

ABARTHより120kg軽い500専用に開発された車高調になります。これの前は他のがついてました。
うちのチンクは“プラスビルシュタイン”というグレードで1.2のMT sportグレードに専用品の車高調がついたモデルでした。

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「500＋BILSTEIN」専用ビルシュタイン製サスペンションキット
・ビルシュタイン製車高調整機能付きダンパー
（フロント倒立、リア正立、500＋BILSTEIN専用ステッカー付き）
・H＆R製専用スプリング（パソドブレ レッドに塗装）
・ビルシュタインエンブレム（リアハッチ、運転席ドア）
https://www.webcg.net/articles/-/2722
※WEBCGさんのページより引用。
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スプリングはうちのボディカラーと合わせてあったモデルでとても凝っていました。

しかしながら10年の歳月は足回りにダメージを蓄え続け、ついにはステアリングセンターが合わず真っ直ぐに走らなくなってしまいました。
ダンパー自体のガタの他、固い車高調に負けてブッシュ類も崩壊していました。

もちろんビルシュタインのB14を選ぶことも考えたのですが、プラスビルシュタインのパッケージとは中身が違ってしまうのと、初期の乗り心地が固いのが嫌だという妻の意見、他、単筒式より複筒式の方が寿命や乗り心地が良いことなどをいろいろ伺いKWのVersion1を選びました。

さて、前置きが長くなりましたが肝心のレビューですが、乗り心地はとても良いです。もしかするとノーマルサスペンションより良いかもしれません。柔らかすぎたかな？と一瞬思いましたが、350km程乗ったら良い感じに馴染みました。
バネレートはストロークしていくとノーマルより高い感じがしますし、ダンピングもしっかり効きます。コーナーでのロール感も抑えられることから単に柔らかい車高調ではないことがわかります。

単筒式から複筒式に、倒立から正立へと一般的には剛性感が落ちる感じの今回の変更ですが、確かにビルシュタインのカートに乗っているかのようなダイレクト感は薄れたものの、KWは初期動作とストローク、そしてバンプした際のコシの強さなどが優れています。直進安定性などもとても良く外乱に強い気がします。そして初期動作の良さは路面追従性に優れ、路面への食いつきがとても良い形として現れています。コーナー途中のスピードバンプなども軽やかにいなしてタイヤが跳ねづらいです。おそらく減衰力がABARTHと共通だったビルシュタインよりも特にフロントの追従性が上がっているように思え、さらに同時装着のASSOのトップマウントブッシュが相乗効果を発揮していると思います。

何というか車高調システムの進化を感じました。とても運転しやすく楽しいサスペンションですね。

p.s.ビルシュタインのエンブレムを剥がすべきか悩んでます。きっとそこだけ焼けてないでしょうから。。

走行距離メモ:62,600kmで交換。