スパ西浦で開催されたディレッツァチャレンジの決勝大会に参加してきました。
3年連続DZC決勝辞退でしたので実質は初出場。
ウェットコンディションのなか行われた決勝大会は各クラスでいろいろなドラマを生んだわけです。
時を遡ること2週間ほど前・・・
これまで一度も走ったことも行ったこともなかったスパ西浦モーターパーク。
タカス予選通過後はバタバタ忙しく、全く練習が出来ませんでしたが2週間前になってようやく練習に行く機会が出来たのです。
みんな音量制限95dbに随分苦しんでいたのは聞いていましたが果たして?
はじめてのスパ西浦、片道で3時間半ほどかかります。
せっかくなので張り切ってピットまで借りました(お金かかりましたけどw)
練習走行開始
とりあえず音量はどうだろう?
音量計測地点前でちょうどシフトアップするギア比だったためか89~90db程度でした。
わざと計測地点で9000rpmになるように走行しても93dbだったので問題なさそう。
音量は一発クリア♪
でも走行開始直後からバックミラーに煙がボーボーと写ってました(汗
しかも自分の煙でリアが滑り流れまくってドリフト状態になりまくって1-2コーナーなんて左に45度の舵角だけであとはゼロカウンターでかんたんに曲がれちゃう始末。
あとで見たらリアタイヤに思いっきりフラットスポットが出来ていました(汗
しかし合計10数周ほどしたところでオレンジボールが出ました。
煙がかなり出てたのでそれだろうと思いましたがピットに戻るとアイドリングしなくなりました。
エンジンがどうもダメだ。。。
50分2枠は走るつもりだったので、ほとんどコースを覚える走行くらいしか出来てません。
でも壊れたので仕方なく片付けて帰りました。
翌日
フラットスポットが出来てしまったリアタイヤを交換するため新品を2本発注。
あとはとっととエンジン換装して練習に行こうということで、早速エンジンを降ろして開封してみましたがこれはやっぱり修理不能。。。
というわけでスペアのノーマルエンジンを搭載しようと思ったわけですが外したカーボンクラッチに不良箇所が発生していました。
急ぎメーカーにオーバーホールに出して戻り待ち、練習延期。
エンジンはもう時間がなく、間に合うかギリギリですがとりあえず依頼。
クラッチが帰ってきたのでノーマルエンジン搭載して練習に行ける日を都合しなおしました。
しかし、練習予定の25日の天気予報は雨にw
決勝当日の予報がくもりでしたので練習に行くか悩みましたが大会前日練習に変更。
超晴れ男のボクは雨なんて2年以上走ってないしw
だので雨のセットも何もありません。
練習日がもうないため宿泊予約をして前日練習に行くことにしました。
・11月26日(水)
大会当日の天気予報が雨に変わりました(爆
2度と使うことがないと思っていたワイパーモーターを装着しましたよ。
急遽エンジンが出来上がりノーマルエンジンを降ろして換装、始動と初期ナラシ。
・11月27日(木)
ECU現車セッティング
終わったのが23時半でそれからオイル交換タイヤ交換走行準備に荷物などなど。。。
準備が終わったのが3時前でw
・11月28日(金) ディレチャレ決勝前日
前日から寝ずにそのまま西浦へ出発!
午前中2枠だけあった練習枠を走るためです。
現地でとら♪様たちガレージワーク組3名と合流。
せっかくなので張り切ってまたピット借りました(お金かかりましたけどw)
今度こそちゃんと練習を!とコースインしましたがわずか9周目にガラガラガラ・・・
今度はファイナルギアが壊れたようです(涙
しかもピットに入る時にリアから大きなキシミ音がしていました。
ジャッキアップして点検すると。。。
トレーリングアームが割れてました。
また練習できずに終了か・・・ガックリしながら片付けて、とら♪様にチョットお願い事を。
軽く重たいホイールに魔法をかけてもらい(謎、
また3時間半かけて大阪に向けて帰ることにw
帰り道、1時間半ほど走ったところでとら♪様から入電。
『せがれ~!ウチもファイナルブローだぁ・・・これから千葉に帰って直してくる!』
なんと過酷なディレチャレでしょうw
みんな壊れまくりです。
大阪に戻りミッションを降ろして開封しようとしましたがカウンタートップベアリングのCリングが割れてしまってて開かない(汗
なんとか解除出来たので開けてみるとやっぱりファイナルが砕けてました。
しかも困ったことにクスコのデフの首までちょん切れており・・・
お約束?のチェンジホルダにもクラックがw
ファイナルは同じもののスペアがないのでやむなくノーマルに変更しようと思いますが、デフはスペア持ってないけどどうするの俺??
無理言って鈴鹿クラブマンレースカーのスペアミッションからATSのデフをお借りしました。
レース用のスペアのため鈴鹿N1仕様から変更はせずそのまま搭載することに。
壊さず変更せずでお返ししないといけないですしね♪
BANZAI ATTACKさんありがとうございます。
ミッション搭載が終わって動作確認が出来たのが23時30分。。。
そこからブレーキパッドを交換して、トレーリングアームも交換したのでアライメントを取り直して、持って行く荷物を大幅に減らして。。。
準備出来たのが午前1時30分
大急ぎで一時帰宅してサッとシャワーして、うざりんを迎えに出発!
うざりんと合流したのが午前3時、もう40時間以上起きてるので目がかすんで見えないw
西浦までうざりんに運転してもらい、仮眠することにしました。
前々日の朝7時から起きていたのでココで90分ほど眠れたのが凄く助かりました。
・11月29日(土)決勝当日
天気予報どおりの雨、ウェットです。
現地に着くと白いテントが沢山並んでいました。
運営さんが気を利かせて全車分の屋根を確保してくれていました。
これは本当に有難かったです。
集合写真。
ボクはどこでしょう?わかりますか?
FREE SESSION
フルウェットコンディションです。
ストレートに水溜り、ダブルヘアピンと最終コーナーのイン側に池が、3コーナー立ち上がりに川が出来ていました。
タイヤウォーマーで暖めたおかげでフルウェットなのにコースイン直後からグリップ抜群です。
ずっと全開走行していても3~4周で温度が下がってきます。
高い温度のうちにパフォーマンスが出るようにエア圧等をセットしているので、チェッカーを受ける前に走行終了。
水溜りの抜け方の工夫、いつもと違うデフ、30キロ24キロのスプリングと減衰力、ブレーキの具合などを確認しただけで早々に引き上げました。
そのままタイヤはウォーマーに巻いて終了。
自分が走って経験した西浦のウェットの走り方をマナムスメ嫁様にお話して・・・
フリーの後はクラス1のドライバー達でお話。
なぜかボクとけいぱちさんはウェット最高!なんて喜んでいましたw
雨はニガテではないのです。
この後雨乞いしたのは内緒の話です♪
SESSION 1
ココで16台中3番以内に入るとシードとなり自動的にファイナルへ進出します。
セッション2を走って5位以内に入り温まったタイヤでファイナルを走るか、自動的にファイナルまで進めるシード権のためココで3位以内に入るかという選択肢。
タイヤウォーマーがある自分はタイヤを温める必要がないためシード権獲得を目指しました。
ウォーマー仕様のタイヤは相変わらずコースインから全開出来ます。
4周ほど走行してピットへ。
スタビレス+ハイレートスプリングは雨でも効果絶大でした。
雨なのに西浦の縁石は乗り放題です♪
タイム 1'02.604
シードで1抜けとなりました。
シード3名は全てタイヤウォーマー使用しています。
つまりそういうことですね^^
SESSION 2
10分間のセッションですが、13台から5台だけがファイナル進出できます。
このセッション終了後5分でファイナルセッションが始まります。
コースはまだウェットでした。
SESSION 3
そのためこのセッション終了直前でタイヤウォーマーを外して車両に装着、ジャッキを降ろしてピットレーンに並ばなければなりません。
スタッフさんがセッション2が終わるちょっと前に声掛けしてくれる事になっていましたがココで手違いがありセッション2が終わってから呼ばれたためシード組はバタバタ。。。
タイヤ装着を終わってピットレーンに行くと既にセッションは開始していました。
シード組以外は既にタイムを出しており、あわててコースインしてアタック開始!
めっちゃ静かw
しかし2周目に赤旗中断。。。
コースオフ車両回収の間中断しました。
回収終わって残り時間は3分30秒!少なっw
再度コースイン。
時間がもうないので勿論全力で走りましたが、いくつかコーナーを抜けて思ったことは。。。
タイヤ冷めちゃった(´゚д゚`)
ウェットコンディションでタイヤに熱を入れなおしてアタックするには走行時間と自分のスキルが足りませんでした。
タイム 1'02.251
雨同盟のけいぱちさんに0.3秒及ばずの2位でチェッカーでした。
リザルト
その後ひっそりと打ち上げを行いましたが3日で90分しか寝てないボクはお酒がグルグル回りホテルに帰るとスグ寝てしまいましたw
トラブル続きで練習走行もほとんど出来ず、前日にも壊れて走行できるかわからない状態からココまでやれたのは自分ひとりのチカラではなく、むしろ沢山の方に助けていただいたおかげです。
心折れずに最後まで諦めなくて完走出来て良かった♪
でも次はクルマもドライバーも万全な状態で全力で優勝目指したいっす!
※この珍しくクソ長いブログを書くのに3日を要したのは内緒の話です。