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安藤二七美の愛車 [ホンダ ビート]

整備手帳

作業日:2018年10月29日

ホンダBEATのバッテリーもCCAテスターで

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
以前から気になっていた、「ソーラーパネルは単なる充電だけでなく、バッテリーの電極の劣化も回復させちゃってるのだろうか?」という話。
具体的には、マイナス端子の内部電極が「硫酸鉛」(硫化鉛)という化学物質の膜で覆われていって、これが電気を通さないもんだから、充電したり放電したりできる表面積が減っていく。
(サルフェーション現象)
===
つまり、容量いっぱいにたっぷり充電されていたとしても、電気の通り道が狭くなっていくから、瞬間的に大電流を流すことができなくなって、エンジンがかからなくなる。
(エンジンがかかるかどうかは、プールされた充電量ではなく、せいぜい2〜3秒間ぐらいの限られた時間にどれだけの大電流を流せるか)
===
このサルフェーション現象が進むにつれて、CCA電流という数値が下がっていき、極板の内部抵抗値も上がっていく。
それは「CCAテスター」を使うと確認できますよ、ということで買ってみた。
Amazonで、Meltec(大自工業)の「ML-100」というやつです。
2
ちなみに……
電圧とか電流とか抵抗値とか導通を見る「普通のテスター」と、自動車バッテリー用の「CCAテスター」は、まったく別もの。
普通のテスターで(抵抗値を測るモードにして)バッテリーのプラスとマイナス両端子につなぐと、一発でテスターがぶっ壊れるから、良い子は試しちゃダメよ。
3
そもそもの話をすると……
バッテリーは消耗品なんだけど、タイヤとかと違って、見た目では判断がつかない。
だから判断が難しくて、普通のテスターで電圧だけ測って「まだ大丈夫そうだな」と安心してると、突然死したりする。
===
しかも近頃のクルマは、「充電制御」といってオルタネーターを止めてどうたらこうたらとか。
アイドリングストップ対応バッテリーとか、ハイブリッド車専用バッテリーとか。
いろいろと複雑になってきてるそうで、バッテリー1個の違いで燃費が何%か変わったりもするらしい。
===
劣化が進むと、最大容量の98%とかフル充電されていても、電圧が12V以上あっても、突然エンジンがかからなくなる。
だから、少しでも変化を感じて不安を感じたら、その時点でさっさと交換しちゃうのが一番いいみたい。
そういう意味では、私たち素人にCCAテスターなんか不要だ!と言われれば、それまでだし。
レーザー距離計と同じで、ひと昔ふた昔前までは私たち素人が気軽に買うことなんかできない、プロ向けの高価な専門ツールだったんだけどさ。
4
2〜3年ぐらい前からとっくに劣化して、何回もバッテリー上がりを起こしていて、2日おきにエンジンをかけなくちゃいけなくなった古いバッテリー。
それなのに、時々50W級のソーラーパネルで充電してやったら、1週間とか10日ぐらい放置しても平気でエンジンがかかるようになっちゃった。
それが、特定の1台だけじゃなくて、BEATでも、Zでも、ワゴンRでも、964スピードスターでも、全部そうなのよ。
なので、まずは各車のバッテリーの現状を測定した上で、毎月1回ぐらいのペースで定期的に劣化の進み具合を見ていこうかな、と。
その上で、スタバの駐車場で数時間ソーラーパネルで充電した時の、BeforeとAfterも比べてみようかな、と。
5
まさかとは思うけど……
クルマ用の12Vバッテリーに、高めの18Vだか20Vぐらいの電圧で微弱電流を流し続けると、電極表面をびっしりと覆った硫酸鉛の膜が少しずつ分解されて、バッテリー液に溶けていくとかなんとか。
そんな話は昔から何回か聞いたことがありまして。
実際、カンカン照りとか条件がいい時の自動車用ソーラーパネルって、テスターで測ってみると18Vとか20Vぐらい出てるのよ。
ただし、それは電極の表面から硫酸鉛の膜だけが溶けてるのか、あるいは(硫酸鉛の膜と一緒に)電極そのものも剥がれて脱落していっちゃってるのか、その辺は全然わからんのです。
===
それより何より、当たり前の話として……
もし本当にソーラーパネルでバッテリーのサルフェーション現象を回復できるなら、今頃とっくに、自動車メーカー各社が純正採用してますよね。
===
まぁ要するに……
とっくに劣化して交換しなくちゃいけなくなった古いバッテリーと、ソーラーパネルがあるから、この機会にCCAテスターで遊んでみちゃおうか!
……って話です。
6
んで、ようやくここからが実践編。
911ワゴンRやホンダBEAT(軽自動車)用のバッテリーは、日本のJIS規格だと「B19型」という。
「40B19」だと、新品状態でのCCA電流は各社とも大体300ぐらい。
大容量とされてる「44B19」でも、CCAは360ぐらいまで。
そして、CCA(だけ)を劣化の目安にするなら「約70%」とされてるから、ざっと、250を切って200以下になったら新品に交換ですね、と。
===
ちなみに……
実際にバッテリーを見ると、「40B19」とか「44B19」とかに続いて最後に1文字、「L」または「R」が付いてるでしょ。
この違いは、プラス端子とマイナス端子が逆になるだけ。
CCAの測定では、気にしなくてOKです。
===
CCA「215」って、やっぱり「Replace」だったんだなぁ。
「バッテリーをReplaceしなさい」じゃなくて、「クルマごとReplaceしちゃいなさい」って言われてるような気もしてくる。
===
エンジンをかけないまま1週間とか放置したら、この数値がどう変わっていくのか?
週に1回ぐらい、スタバの駐車場で4時間とか5時間ぐらいソーラーパネルで充電したら、この数値がどう変わるのか?
……たぶん、次回に続く。

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