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安藤二七美の"丸目 HA2" [ホンダ アクティトラック]

整備手帳

作業日:2023年6月21日

エアコンのガス旧々R12aを補充(HA2型 丸目アクティトラック)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
さっきの、イグニッションコイルとプラグコードを新品に交換してみた話の続き。
ついでに、エアコンのガスも(今のうちに)補充しておくことにしました。
あ。
ホンダの古い軽トラック、丸目 HA2型 アクティです。
2
私達DIY素人の味方、格安工具の全国チェーン、アストロプロダクツ(通称アストロ)の、マニホールドゲージ。
もちろん、旧々R12aガスに対応したやつ。
3
最新R1234fFが登場して、新ガスだと思っていたR134aさえ旧型になってしまった昨今。
ここでは、R12aガスは「旧々型」と呼ぶことにします。
そんな古いガスに対応したマニホールドゲージなんか、今どき、誰も買わないだろう。
……と思いきや、毎年、夏が近づいてくると、どこのアストロでも店頭から消えちゃう。
少量しか出回ってないのが、売り切れてしまって、次の入荷はいつになるんだろう?といった感じなんでしょうか?
暑くなってきた!だけどエアコンが!という季節になる直前に見つけたら、買っておいたほうがいいのかも。
4
旧々R12a対応のエアコンにも使える冷媒(ガス)は、これにしました。
他にも何種類かあるみたいだけど、私が立ち寄ったアストロの店頭には、これしかなかったので。
旧々R12aだけでなく、旧R134aにも使えるみたいです。
(その後、ヤフオク数件で買い増し、たっぷりとストックした)
5
このガス缶の、注意書きの最後が興味深い。
「ガス圧が高いから、量は少なめにしろ」とのこと。
Snap-Onのエアコンサービスステーションは、g単位で補充するけど、旧々R12aガスには非対応。
旧々R12aのHA2型アクティは、マニホールドゲージで入れるしかない、と残念に思ってたんですけどね。
「量を少なめに」と言われた途端に、知識も経験も友達も限られているDIY素人には、ハードルが上がる。
そうか、それならマニホールドゲージでガス圧を見ながら入れたほうが安心じゃん、と思いました。
6
これが、冷媒(ガス)缶の頭に取り付ける部分の金具。
この状態で缶に取り付けます。
7
缶の頭の部分に取り付けたら、裏側の蝶ねじをキリキリと締め込んでいく。
……と、中央部の針が飛び出してきて、冷媒(ガス)缶の頭に穴を開ける。
なので、缶の頭の部分に取り付ける時は、この状態(針が飛び出してる状態)ではダメ。
この状態で缶に取り付けようとすると、金具を十分にねじ込む前にエアコンのガスが大量に噴き出してきちゃう。
中央部の針が引っ込んだ状態で、缶に取り付ける。
缶に取り付けたら、蝶ねじを締め込んでいって、缶に穴を開ける。
ここが多分、エアコンDIYに初挑戦する時のキモ。
8
私は、缶のネジ山のところに、念のためにシールテープを巻くことにしています。
そんなもの要らない!と言う人もいるみたいだけどね。
蝶ねじを締め込んでいって、針が飛び出してきて、缶に穴を開けると同時に、このネジ山のところからエアコンのガスが噴き出してきたことがあるので。
(安物のガス缶と、安物の金具との組み合わせだと、精度が悪すぎて吹き出すみたい)
こんな少量のシールテープでオゾン層の破壊を防げるなら、安いもんでしょ。
9
というわけで、ガス缶にマニホールドゲージの金具を取り付けて、蝶ねじを締め込んだところ。
これはゴールじゃなくて、スタート地点だけどね。
10
ここで、忘れてはいけない儀式が1つ。
さっきまで普通に大気中にあった黄色いホースの中には、空気が入ってます。
マニホールドゲージ側はきちんと締め込んでロックされているけど、ガス缶の内圧で、エアコンのガスは缶からホースの中に吹き出てこようとしている。
この状態で、ネジか何かで、エア抜きバルブをプシュッ。
短すぎると、エアコンの回路内に空気(つまり水分)が混じり込んでしまう。
長押しし過ぎると、エアコンのガスを待機中に放出してしまう。
そこは要注意というか、慣れるしか、なんだけど。
これで、エア抜き完了です。
11
マニホールドゲージは、3本足。
黄色い「足」は、補充したいガス缶に。
赤い「足」は、クルマの高圧側ポート「H」に。
青い「足」は、クルマの低圧側ポート「L」に。
その高圧ポート「H」と、低圧ポート「L」を探すのが、車種によっては厄介。
HA1型アクティとHA2型アクティの場合は、エアコンが「メーカーオプション」と「ディーラーオプション」の2パターン、あったみたいで。
後者の場合は、全国のディーラー各店舗での、後付けだったみたい。
多分、その影響だと思うんだけど。
HポートとLポートの位置が、私のHA1型とは違う場所にありました。
まぁ、エアコンの配管を一生懸命に追いかけていけば、どこかに見つかるさ。
どこかに必ずあるから、大丈夫。
12
今回は、高圧側「H」は使わない簡易バージョン。
低圧側「L」から入れるだけ。
マニホールドゲージの青いホースを低圧側「L」ポートに。
黄色いホースをガス缶に。
そして、メーターを荷台の鳥居の部分に引っ掛けたら、準備完了です。
13
これが今回のBefore。
エアコンをかける前、エンジンをかける前の低圧側は「0.32 Mpa」といったところ。
エンジンをかけて、エアコンをONにしてコンプレッサーが作動すると、この数字が下がっていく。
そこでマニホールドゲージの青いメーターの下の青いダイヤルを(反時計回り、左まわり)にゆるめていくと、ガス缶から黄色いホース、そして青いホースを経て、低圧ポートからエアコン回路の中に入っていきます。
14
なんで、マニホールドゲージを鳥居の部分に引っ掛けたかというと、メーターを見ながらアクセルを踏みたいから。
コンプレッサーがONになってる状態でアクセルを踏むと、より強力に、低圧側に振れる。
つまり、ガス缶から車体側に、ガスを強く吸い込んでくれるから。
(コンプレッサーがOFFになった状態でアクセルを踏んでも、ただの近所迷惑なので、そこは配慮しましょう)
15
ガス缶の中の冷媒が気化して、車体側に吸い込まれていけばいくほど、ガス缶は冷たくなっていく。
これは、BBQで炭に火を起こす時のガスバーナーとか、鍋料理の時のカセットコンロと、原理は同じだけどね。
そんなレベルではなく、エアコンのガス缶はキンキンに冷たくなっていきます。
手で温めるぐらいじゃ追いつかない。
プロの整備士さん達は、お湯で温めながらとか、工夫してるみたい。
16
結果的に、200g缶を3本。
トータル600gも入りました。
整備マニュアル(サービスマニュアル シャシ整備編)によると、規定量は「800g〜850g」だそうで。
850gとすると、250g(29%)しか入ってなかったことになる。
そりゃあ、冷えんわ。
17
これが、エアコン(エンジン)OFF時のAfter。
さっきのBefore「0.32 MPa」から、だいぶ上がりました。
今回は、高圧側を見ない簡易バージョン。
入れ過ぎてないか、そこは気がかりです。
18
そして、エンジンをかけて、エアコンもONにすると「0.04MPa」
ここまで低圧になるのは、さっきのBeforeと同じです。
っていうか、コンプレッサー、元気すぎませんか?
壊れる前兆なんでしょうか?
===
プロの電装屋さんにおねがいして、旧々R12a仕様から旧R134a仕様にエアコンシステムを総交換していただくと、たぶん15万円から20万円ぐらい。
旧R134a仕様にすると、Snap-Onのエアコンサービスステーション(全自動)が使えるんですよね。
だけど、金額が金額なだけに、悩ましい。
この仔、どのぐらい乗り続けるつもりなの?と考えると、「動いてくれる限りは」となるので、なおさら悩ましい。
とりあえず、この夏は今日の旧々R12aガスで乗り切るつもり。
===
以上、文字で見ると複雑で難しそうに思うかのだけど。
慣れると、ここまで30分かからないよ。
19
丸目HA2型アクティトラック
2023年6月21日(水)5万6563km時
・イグニッションコイルを新品に交換
(1次コイル 4Ω→2.6Ω)
基準値【1.215〜1.485Ω】
・プラグコード4本を新品に交換(NGK製 RC-HE60)
・エアコンのR12aガスを補充(250g 29%→規定値850g)

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