エアコンのガスが減っていた(4代目RK5型ステップワゴンSPADA)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
中古新規登録でナンバープレートが付いたら、近所のホンダ経由、オートバックスへ。
ポジション球を明るいLEDに交換したら、この仔との初夜は、もうひと手間。
エアコンのガスも補充しておくことにしました。
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「もうお盆を過ぎたし」とか言う人、たまにいるけどさ。
日本では古来から二十四節気(にじゅうしせっき)と言いまして、今年2023年の場合でいうと、8月8日(火)の立秋(りっしゅう)以降は、秋なんですよ。
で。
秋になってからも暑い日々は続いたけど、朝晩はだいぶ涼しくなったし、昼間のピークも2〜3週間前に比べると、だいぶ涼しくなってきた。
だから、年数が経ってだいぶくたびれてきた古いカーエアコンの限界を試されるような場面は、だいぶ減ってきた。
実際、三重県から東京まで引き取ってきて、名義変更して、近所のホンダ経由、オートバックスにも立ち寄って帰宅する間、エアコンの冷え具合に不満は感じなかった。
ならば、ガスを補充する必要、ないでしょ?……と思うかもだけど。
そうじゃないのよ。
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落札して引き取ってきて、自分のクルマになった直後、今の時点でのエアコンの状態を記録しておきたい。
こっちがメインです。
Snap-Onのエアコンサービスステーションにはプリント機能もあるので。
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ちなみに、私が使っているのは、旧R134aガスと新R1234yfガスの両方に対応した「Dual Pro」(デュアルプロ)の、今年2023年モデル「Dual Pro2」(デュアルプロ・ツー)です。
去年2022年モデルの「Dual Pro」との最大の違いは、HGS機能。
(ホットガスショット)
熱いガスを吹き込むことで、今までよりもエアコンガスの回収率を高めたそうで。
DIYの素人がそんなもの買ってどうするんだよ!と、腹を抱えて笑われそうだけど、そうじゃないのよ。
自分のポンコツ各車へのガス補充は、おまけ。
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災害の被災地に行くと、被災された方々とか、全国から駆けつけたボランティアさん達が、車中泊してるじゃないですか。
エンジンかけっぱなし、エアコンかけっぱなしで。
暑さでヘロヘロにバテてしまってても、よく冷えるクルマで2〜3時間ぐらい爆睡しただけでも、見違えてすっかり元気になるじゃないですか。
でも、実際には難しい。
古くなったクルマだとあまり冷えなくて、そういう皆さんは日に日に明らかに衰弱していく。
そういう災害の現場に行って、被災された皆さま(特に、乳幼児やお年寄り)や、ボランティアさん達のエアコンを冷えるようにしたいんです。
そんな説明をしたら、Snap-Onのバンの方が一生懸命に手配してくださったので、今は自分のポンコツ各車で練習している段階です。
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そんなわけで、まず最初にやることは、ガスの補充ポート。
高圧側「H」と低圧側「L」を探す。
ホンダの4代目RK5型ステップワゴンSPADAの場合は、ボンネットを開けて、運転席のハンドル付近にありました。
ブレーキのリザーブタンクのすぐ下が、低圧側「L」で。
ちょっと離れたところに高圧側「H」がありました。
たぶん、だけど。
4代目ステップワゴン(通称RK系)はみんな、ここにあるんじゃないかな?
2
従来のマニホールドゲージと違って、Snap-Onのエアコンサービスステーションは全自動。
HポートとLポートを見つけて、つなぐだけ。
私のような、無学で無資格のDIY素人でも、安心して他人さまのクルマに施工できます。
そもそも、クルマのエアコンは重整備に該当しないんだけどね。
それでも、素人だからこそ「余計に冷えなくなった」とか、「その後、どこそこが壊れたけど、あいつがエアコンをいじったせいじゃないか」とか、トラブルになりがち。
僻みとか嫉みから、他のボランティアさん達から根拠のない言いがかりをつけられたり、誹謗中傷するデマを流されたりもする世界。
そういう意味でも「全自動」はありがたいです。
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しかも、高圧側「H」の赤いホースも、低圧側「L」の青いホースも、ワンタッチで簡単接続。
この接続カプラーからして、私が今まで使ってきた格安系のマニホールドゲージとは作りがちがう。
安心感が全然ちがいます。
3
余談になるけど、ついでなので、これも。
エアコンサービスステーションをかけている間に、CTEK(シーテック)のバッテリー充電器もセットしました。
(CTEK XS7.0 JP)
初代ZE1型インサイトみたいな、IMAバッテリーどうこう、という心配はないけど。
ボンネットを開けてボケーっと待ってる間、バッテリー充電器もヒマしてるので、つないでみた、という感じ。
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ヒストリー不明、どんな人がどんな乗り方をしてきたか、不明。
私が引き取るまでの間、どのぐらいの頻度でエンジンをかけていたのかも不明。
だけど、CTEKの第1段階から第4段階(フル充電完了)まであるうちの、3つ目。
いきなり3つ目まで行ったので、オルタネーターの発電状況も、バッテリーの充電状態も、今の時点では特に問題ないみたいです。
(CCAテスターで測っておきたかったけど、すぐには見つからず)←夏の暑い間、サボり過ぎ
4
話を戻すと、高圧側「H」と低圧側「L」を見つけたら、次はガスの種類の確認。
そして、規定量を確かめる。
ホンダの4代目RK5型ステップワゴンSPADAの場合は、ボンネットを開けて持ち上げたところ、いわゆるボンネットの裏側に貼ってありました。
「HFC134a」は、R134aのこと。
私のエアコンサービスステーションが使えます。
そして、規定量は「750g〜800g」
どうせ、長い年月の間に少しずつ漏れていくんだから、上限まで入れておいたほうがいいよね。
5
ここで1つ、注意点が。
最終的に入れたい総量は、800g。
だけど、コンプレッサーオイルを入れるなら、その分は差し引かないと。
Wako'sのパワーエアコンプラス(PAC Plus)は、内容量25g。
これを忘れてはいけない。
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(コンプレッサーオイルとしての、Wako'sのパワーエアコンプラスには賛否両論あるんだけど、それについてはまた後日)
6
というわけで、 PAG缶のところにPAC+をセットしたら、ガスの充填量を「775g」でセット。
(規定量800g ー PAC Plus25g = 775g)
これで決定ボタンを押す。
……だけ。
あとは、待つだけです。
7
全自動で勝手に全部やってくれて、終わると音で知らせてくれる。
その辺は、洗濯機と一緒。
洗濯機との違いは、毎回きちんと、結果をプリントアウトしてくれるところ。
(感熱紙への印字なので、毎回コンビニでコピーして、車検証と一緒に保管してます)
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規定量800g、PAC+が25gなので、ガスの充填量は775g。
そのうち、この仔のカーエアコンから回収して、純化して、また入れた量は、470gだそうで。
つまり、落札して引き取ってきてナンバープレートが付いた初日の時点で、規定量800gのうち、470g(約59%)しか残っていなかった。
平成23年(2011年)1月からの12年8ヶ月の間に、約40%のガスが失われて、約60%しか残っていなかった。
ふむふむ。
これですよ。
これを確かめておきたかった。
この数字を記録しておきたかったのです。
(それにしては、きちんと冷えていたなぁ)
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平成23年(2011年)頃のクルマに乗っているあなた、エアコンのガスは大丈夫?
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4代目RK5型ステップワゴンSPADA
2023年9月25日(月)16万7699km時
・ポジション球を明るいLEDに(IPFの450ルーメン)
・エアコンのガスを補充(470g→規定量800g)
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