ステアリングシャフトカップリング交換

※作業する場合は自己責任で．


パワステバルブのOHの際にステアリングシャフトカップリングが崩壊寸前なのを確認し，部品を頼んで1か月後に交換です．

前回の交換から8.4万kmくらいでこんな状態．
一応くっついてはいます．
ハイグリタイヤ履いてなければこんなもんですかね．

一応取り外しの手順を説明します．
①　運転席側ダッシュボードの下のパネルを外す．
②　ステアリングシャフト途中のユニバーサルジョイント下側のクランプボルトを緩めて，シャフトが上下に動くようにする．
③　シャフトのブーツをバルクヘッドから外す．
④　シャフトとカップリングとを締結しているボルトを外す．
⑤　車体下からパワステバルブに締め付けているカップリングのクランプのボルトを外し，カップリングを取り出す．このとき，パワステバルブとクランプとの合わせ印をつけておく．ハンドルセンターがずれます．

12㎜か13㎜のスパナや6㎜のHEXがあればイケたはずです．

いつものモダンサプライさんで部品を頼むと，
バルブ側のクランプがついてない，ゴムだけの状態で来ましたでした．

クランプを移植する必要があります．
カシメを切ったり削ったりしてクランプを外しました．

シャフト側はボルトで締結します．

で，付属のM8のボルトで締結するのですが，これで付けるとナイロンナットが大きすぎで，
クランプのボルトが抜き差しできなくなってしまいます．

クランプをバルブに差し込んでからボルトを差し込むのでこれでは取付できません．

そこで，片側のボルトだけ，一回り小さいM6のボルトにしました．

M6六角穴付きボルト（ステンレス）とスペーサ，ナイロンナット，ワッシャを用意しました．

こんな感じになりました．

これでクランプのボルトが抜き差しできます．

反対側はこんな感じ．

M8からM6にボルト径が小さくなりましたが，せん断方向の強度的には簡単な計算上では耐えそうです．

それよりもワッシャがカップリングに食い込んでいきそうか!?

取り付けは基本的に取り外しの逆の手順ですが，
シャフトをダッシュボードから降ろして，先にシャフトとカップリングとを締結する必要があります．

バルブに取り付ける際は，合わせ印を合わせるように注意しましょう．

結局ハンドルセンターは狂いました(笑)

３回ぐらいやり直してようやくセンターが出ました．
これだから前期型はっ!!

変更したM6のボルトについてですが，ちょこちょこ確認してますが今のところ（交換後6千㎞くらい）は問題なさそうです．