ZR-V　初期インプレ

５月３～４日で新潟往復してきたので気が付いたことを少し。
９年乗った前車Audi S3と比べても仕方ないとはわかっていても体に染みついた感覚は拭い切れず、体感的なことはどうしても比較になってしまいます。
今回は主に高速走行とワインディング走行について。

高速走行ではそれなりに揺れます。
多少でもうねった路面だと100km/hを超えたあたりから特に上下に。
他の国産SUVに乗ったことがないので比較はできませんが、アウトバーンを200km/h以上で走ることを前提に造られた車とは明らかに違います、当然ですが。
助手席でスマホをいじっていた嫁曰く「今度のクルマは揺れるね」だそうです。
復路はカーゴに30Kgの米を積んでいたからなのか、あるいは慣れたからなのか、違和感となるような上下動は少ないように感じました。
いずれにせよ速いクルマを求めたわけじゃないので、あんまり飛ばしちゃいけないクルマ！という認識です。
再び嫁曰く「もう歳だから丁度良いでしょ！？」だって。
ＡＣＣは135km/hまで設定可能です。
遅い前車がいなくなった時などの設定までの速度復帰はパワーがない分S3より加速感がゆるやかで、逆にそれが自然な感じです。
もっともスロットル開けた際の追い越し加速は物足りないですが。
LKAS付車は初めてですが、機能ON時に白線に近づくとハンドルがBU～と振動します。凹凸のある白線を踏んだ時みたいに。
最初はライン踏んじゃったかな？と思いましたが、そうではなく警告振動ですね。
これははっきり言って不快でした。
高速走行中は下り坂やパーシャル時以外ほぼエンジン掛かりっぱなしです。
必然的に燃費は一般道走行時より落ちます。


R252の六十里越新潟区間では峠の走りが楽しかったです。
冬季閉鎖が開け、只見まで完全開通していたので福島方面に向かう登り区間はそれなりの交通量でゆっくりとしか走れませんでしたが、助手席に嫁が乗っていなかったので帰りの下り区間はそれなりのペースで結構楽しめました。
ブレーキはS3に比べ初期制動が甘めのため一般道では少し深めに踏む必要を感じていましたが、峠の下りではある程度ガツンと踏めるので、スポーツモードにし、パドルで回生ブレーキ力を上げておくとコーナー手前でいい塩梅の制動力が出てAWDならではの回頭性と相まって素人が十分楽しめるレベルだと感じました。


今回の走行距離　　579.7ｋｍ
　　　　　　　　　（高速８割　峠を含む一般道２割）
平均燃費　　15.9km/l （車載コンピューター数値）

GPS計測のレ―探速度表示が正しければ車の速度表示誤差は
100km/h巡航時で+3km/hほどです。

最後に乗り心地等について一言だけ。
一番心配していたのは長距離でのシートの出来でしたが
幸い腰痛が出やすい自分でも腰が痛くなるようなことはなく合格点。
高速特定条件下での上下動以外は満足点。

追記：少し落ち着きのない感じのウィンカー作動音が気になっていましたが
　　　車両設定で音量を下げたらあまり気にならなくなりました。