ビッグスロットル雑感
1
ノーマルスロットルとビッグスロットルを比較してみます。
ノーマルスロットルは樹脂製というのもあり、非常に軽いです。
ビッグスロットルはアルミの鋳物ですが、ずっしりと重量があります。
吸入部の内径比較
ノーマルスロットル:吸入部の内径はφ66ですが、
内部に向けてテーパーかかって小径化しています。
またバタフライ直前に凸あります。
ビッグスロットル:吸入部の内径はφ69とノーマル比で3mm大きいです。
ノーマル同様にテーパーかかって小径化しています。
2
インマニ側の内径比較
ノーマルスロットル:内径はφ64ですが
吸入部と同様にテーパーかかっており、バタフライ直前バタフライ直前では63.4前後でした。
ノギスの内側キャリパーが完全に入りきらないので、およその寸法です。
ビッグスロットル:内径はφ65でノーマル比1mm大きいです。
またノーマルの様にテーパーかからずストレートです。
写真で見えるノーマルスロットルの専用ガスケットがキモで、
ビッグスロットル交換時にエア吸い等の問題が出ちゃうんですよね。
3
最初はK&Nのタイフーンとセットで取付、
アイドリングで20分の学習後、走行学習させに行きましたが、
シフトアップのポイントがずれており、ギクシャク感が所々で出ました。
0発進時からの1~2~3速へのシフトアップが余りに早い時があり、
3速入った時にギクシャクが出ました。
とりあえず耳で聞こえるノッキング音は出ていないようでした。
10km程しか走らせていない時にコンビニ入った際には
アイドリングが1200回転付近と高めで推移していました。
アイドリング学習時には750回転付近で落ち着いていましたが、
chobiさんと同じ様な感じになってるのかな?と思いましたが、
その後走行距離が伸びて来ると、停止した際のアイドリングは750回転付近で安定していました。
ただの学習不足のようでした。
とりあえず、ビッグスロットルの取付自体はちゃんと出来たと判断して良いのかな?
4
あと結構ゆっくり目で走り、学習させていましたが、
15km程走らせてると、なぜかメーターに「AT」という普段見慣れないランプが点灯し、
?????と思っていると、メーター下部のエンジンチェックランプも点いていました。
どうもAT異常のようで、シフトアップもしなくなり、
ちょうど路側帯が広い待避所の様なスペースがあったので、
そそくさと逃げ込みました。
OBD SCANで確認するとエラーコードが出てました。
またペンディング項目にも2項目程入ってました。
エンジンを一度切るとシフトロック?は解除されましたが、
エンジンチェックランプは当然点灯したままですが、
OBD SCANでエラーコードのリセットするとチェックランプは
消えたました。
5
AT側のコンピューターの学習が遅れているのかとも思い、
そのまま走行学習を続けたところ、とくに異常は見あたらず、
0発進時からのシフトアップでのギクシャク感も殆ど納まってきました。
70km程走ったので、そこそこ回し気味にしてみたり、
減速時に少しだけエンブレ使う感じでシフトダウンさせてみたりしてしました。
アクセルを離しているところから、少し踏み始めまでは
トルクの立ち上がりも早く気持ちよく走れますが、
なぜか中間加速?等の際にはトルク感が出ません・・・。
まさか遅角?と思いました。
思い切って、2足で回してみるとキャメさんではないのですが、某赤い人のように「パワーダウンだと?」という状況になりました・・・。
タイフーン+ノーマルスロットルの際には2足で引っ張ると
3000~6000は勢い良く、加速を体感させながら加速してくれましたが、
ビッグスロットル+タイフーンだと、回転上昇も遅いし、
トルク感もありません、あきらかにパワー出てない感じです。
ただ回転だけが上がっていき、それで速度が上がるという感じでした。
その後しばらく走行し、踏切で引っかかってからの0発進時に
再度「AT」&「エンジンチェック」ランプが点灯しました・・・。
そこでビッグスロットル&タイフーンの組み合わせは無理だと判断し、家に向かいました。
ただ燃料が薄くてエンジンチェックランプが点くのなら分かりますし、
想定内のトラブルでしたので、サブコン追加等も検討事項に入っていたのですが、
なぜに「AT」異常が出たのか理解出来ませんでした。
まあノーマルエアクリに戻して、再度「AT」ランプが点灯すれば、
ビッグスロットル要因か、AT自体の問題と判断できます。
またノーマルエアクリに戻して「AT」ランプが点かなければ、
ビッグスロットルとタイフーンの組み合わせの問題と判断するしかないですよね・・・。
6
帰宅後、ノーマルエアクリを引っ張り出し、
早速ノーマルエアクリ(レゾナンスチャンバー含)に戻す作業にかかりました。
気分的には非常に沈痛な状態で作業にかかりましたが、
タイフーンを取付時は結構手間がかかりましたが、
ノーマルエアクリに戻すのは結構早く作業出来てしまいました・・・。
7
ノーマルエアクリに戻し、アイドリング学習を終わらせ、
また学習走行の旅に出かけましたが、
低速からのアクセルのツキは、タイフーンの際と変わらないか、
少し上回っている感じがしました。
また中間加速時などもアクセル開度に比例してちゃんとトルクが出ている感じもしました。
タイフーンの際にはアクセル開度が中間付近以上の踏み込みではトルクの立ち上がりが比例しておらず、非常に力の頭打ち感が出てました。
まるで出力制御されているように(実際に点火進角の遅角など制御されてたんでしょうけど)
8
ノーマルエアクリに戻してから100km程走らせてきましたが、
さんざん回してみたり、シフトダウンや普段通りの走らせ方をしましたが、
不安感を感じさせず、極普通に走ってくれました。
やはり自分の車の個体差とタイフーンとビッグスロットルの組み合わせ相性が悪かったと判断するしかない結果になりました。
エアクリ戻した直後からシフトアップ時の異常感や、シフトダウンなど異常を感じさせませんでした。
運転していてもなぜか分かりませんが、これなら大丈夫という非常に安心感を感じました。
ビッグスロットルの効果も高いのですが、
タイフーンの中高回転域での回転伸びやパワー感が無くなるのが寂しいです・・・。
'06.10.28追加
タイフーンとの相性問題はほぼ解決しました。
ブログの「ビッグスロットル」項目を参照してください。
結果としては非常によいものでした。
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