目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
時間がかかりましたが、純正のアイドリングストップボタンにドアミラーカメラのオン/オフを割り込む為の加工をしました。
最初は気軽にフォトカプラで割り込む予定でしたが、アイドリングストップのスイッチはモーメンタリスイッチなので、オルタネイトスイッチ化が必要。
オルタネイト化するにはPICマイコンが簡単という事で、マイコン制御。
マイコン制御には電源が必要なので電源追加。
アイドリングストップとパークアシストセンサーのスイッチが同じ回路なので、さらにこれを分離する回路を追加。
諸々やったらこんな基盤が出来ちゃいました。(汗
2
純正スイッチの仕組みは分かれば簡単で、純正コネクタの8pinを12pinのGNDへ抵抗値を変えて落としているだけなので、ここに回路を割り込ませました。
詳細は割愛しますが、気になる方はコメント頂ければ整備手帳のステップを追加して解説を入れます。
3
今回は自分で作った基盤を間に挟むので、耐久性が心配。(一応、車の中の環境でも耐えられるように作ったつもりですが、素人の仕事なので。。。)
そこで、いざとなれば元に戻せるように車の配線には手を付けないように中間ハーネスを作成。
ただし、ハーネスを作る為には車両とスイッチの間に入れるカプラが必要なのですが、残念ながら車両側のカプラ(写真右側から伸びてきているカプラ)しか部品としては存在しておらず、これを受ける側のカプラが世の中には存在していませんでした。(しかも右側のカプラも1ロット100個でないと扱わないとか。。。)
仕方がないので、amazonで汎用カプラセットを購入してそれっぽく作ってみました。
4
取り付け場所は御覧の小物入れ。
ここに丁度収まるケースをamazonで見つけたので、こちらへ設置。
なお、基盤が壊れた場合を想定して、先ほどのハーネスのジャンパピンを作っておきました。(写真の右下でループしているもの)
これを刺せば基盤無しの純正状態に戻りますので、出先でちょっと調子が悪い。。。とか、PICマイコンをリプロする時に一時的に基盤が無くても運転に支障が出ないようにしてあります。
5
小物入れは写真中央のトルクスネジ(T25)を外して、あとは力づくで手前に引けば(2個のスナップで止まっています)外れます。
6
基盤が無い状態でジャンパを繋がないと御覧のエラーが出ます。
これは純正ケーブルの8pinが断線すると出るエラーになり、この状態だとStart&Stop以外も、パークセンサーのスイッチも使えなくなります。
7
ドアミラーカメラはこのアイドリングストップスイッチで操作できるようになったので室内がスッキリしました。
また、従来のエーモンのスイッチよりも操作性も良くなりました。(単にスイッチの場所の問題という説もありますが。。。)
さらに、今回はこのスイッチにアイドリングストップキャンセラーの機能も割り込ませているので、必要に応じてアイドリングストップも自動でキャンセルさせる事が出来るようになりました。(この辺はPICマイコンのプログラミングでどうにでも出来るのですが、今は現在の状態を保存させる事が出来るようにプログラミングしてあるので、次回エンジン始動時に保存時の状態に応じてアイドリングストップスイッチを押下する動作を再現させています。)
あとは耐久性ですが、これはしばらく使ってみて様子を見るしか無いですね。
一旦は目的達成されたので、楽しい電子工作シリーズは完となります。
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