インジェクター洗浄（その2）

テストが終了したところで、洗浄作業に入ります。
まずは先端のキャップ、O-リング、フィルタを外します。

写真はキャップを外した先端部分。
なんか汚れてます。

インジェクターの1本1本にフィルタが付いてるなんて知ってました？
これが目詰まりしていてエンジンが吹けなくなることもあるそうです。

ノズルを下向きにセットして洗浄開始です。
メガネの超音波洗浄器と原理は同じだそうです。
でも、洗浄液と超音波のパルスに秘密があるんだとか・・・・

しばらくすると、インジェクターの頭から洗浄液が逆流してきます。
洗浄液に混ざって出てくるこの白く見えるものが汚れなんだとか。
確かに、噴射パターンの悪かったノズルからは白いものがたくさん出てきました。

洗浄が終わったところで、新品のO-リング、キャップ、フィルタを装着します。

こちらが洗浄が終わったノズル先端部分。
きれいになってます。

特殊工具を使って、装着していきます。
古いO-リングはかなり硬化していました。

噴射テストをして最終チェックをします。
きれいに揃っていますね。
噴出量もアップして、バラつきも殆どなくなりました。
最後にインジェクターを元通り装着して、インジェクションパイプのO-リングも新品にして終了です。

洗浄後、1500～2500rpmあたりでのトルクアップとピックアップのよさが体感できました。
愛車のリフレッシュに一度やってみるといいかもしれませんよ。

※結局この作業でエンジン不調は収まらなかったのですが、後日スロットルセンサーが原因と判明。1500～2500rpmのハーフスロットルで症状が出ていたためわかりにくかったのですが、その使用域でのトルク感が格段に良くなりました。洗浄効果、大きいです。