PENTAX K10Dの慣熟運転を行いたいところに、
こんな話もあって、急遽相棒と銚子電鉄までお布施の旅をしてきました。
銚子まで鉄道でとも思ったのですが、JR特急に二人だと割高なので、結局エボゴン君が出動し、東関東自動車道の終点から水郷道路を南下して銚子へ到着し、銚子駅近傍の駐車場に停めて、銚子電鉄の元営団銀座線の車両に乗車。車内で「弧廻手形」と言う1日乗車券を620円で購入しましたが、それにしても似たような風貌の連中と、一目で観光客とわかる人たちで車内はごった返しておりました。
まずは、銚子の隣駅の中ノ町駅で下車すると、醤油工場に挟まれたそこは車両基地になっています。そこの改札で、色々な注意事項を把握した上で入場券を購入すると車両基地を見学できます。そして、そこにある中で一番注目すべき車両は、写真の前に写っている黒い小さな車両で、日本一小さい電気機関車である銚子電鉄のマスコット「デキ3」です。生まれは戦前のドイツ、アルゲマイネ社製で、ドイツ本国にも残っていないそうで、その小ささに全国の鉄道ファンに注目される1台だったりします。
昔は、醤油工場から国鉄の銚子駅まで醤油を詰め込んだタンク車をトコトコ引っ張っていたのですが、20年以上前に国鉄の貨物取り扱いの大幅削減による銚子駅の貨物取扱停止の余波を受けて、銚子電鉄も貨物営業を廃止しましたので、それ以降は活躍の場を失っています。特に最近は、保安装置の強化が国土交通省から指示されていて、デキ3のような古い車両は本線も走れなくなっており、事実上の動体保存車として過ごしている状況です。
中ノ町駅で色々な車両を撮影した後、今度は列車が行き違いをする交換駅である笠上黒生(かさがみくろはえ)駅へ向かい、そこで列車交換シーンを色々撮影していました。この笠上黒生駅、全国でも屈指の難読駅で普通の人はまず読み間違えます。
更に、終点の外川(とがわ)駅へ向かい全線制覇を成し遂げた後は、笠上黒生駅へ戻って再度撮影を行ったり、観音駅で駅併設のタイ焼き屋で餡のはみ出したタイ焼きを食べたり、犬吠駅でぬれ煎餅を買おうとしたら、購入者殺到でとっくに売り切れて売店が閉まっていたりとか、珍道中を繰り広げつつも地方私鉄のノンビリさを堪能してきました。こんな良い鉄道、廃線にならないで欲しいなぁ。
なお、帰り際、首都高湾岸線の湾岸市川料金所を出た先で、某国家権力の覆面クルマが回転灯を点けつつ追越車線側から急に追い越しして、前方から横入りされたときは脂汗を沢山垂らすガマガエル状態でした。もちろん流れに任せてスピードは出しておらず、覆面クルマも直ぐに一番左の車線に出て行きましたが、心臓に悪いよ~!
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Posted at
2006/12/13 02:08:28