KX85 Fブレーキキャリパー&ステンレスメッシュブレーキホースに交換
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
中古のKX85 FブレーキキャリパーをO/Hし、ステンレスメッシュブレーキホースを購入準備しておいた物をアドレスに取り付けました。
マスターシリンダーのエアー抜けが悪く、少々時間が掛ってしまいました。
結論として、ブレーキパットの選択も有ると思いますが、KX85のブレーキキャリパー+(SASメッシュホース)のポン付けでは、評判程の制動力UPには繋がらない様に思います。
考えては居りましたが、今後ビックローターの導入をする執拗が有ると思います。
作業時総走行距離 8520.5Km
此れより作業レポートです。
まずは、Fカウル類を取り外し必要に応じてホース類を固定して有るタイラップを切断、取り外しておきます。
2
次に間違いは無いとは思いますが、KX85のキャリパーが所定の場所に取り付く亊を確認します。此れは万が一適合しなかった場合、確認しないまま作業を進めると、目的を達成しないまま復旧なんて事に成ります。
取り付く亊が確認出来ましたので次に進みます。ノーマルのブレーキシステムのキャリパーのブリーザーにホースをつなぎブリーザーを緩め、ブレーキレバーをポンピング、ブレーキフルードを全て排出します。
3
キャリパーのブレーキホースを切り離しキャリパーAssyを取り外します。
完全に抜ききれないブレーキフルードが、ブレーキホースから垂れて来ますので、必ず容器に受けておきます。
ブレーキフルードは溶解度が大変強く塗装や樹脂パーツを犯しますので、付着に注意が必要です。もし付着した場合は速やかに水洗して下さい。
4
次にブレーキマスターシリンダー側のブレーキホースを切り離します。
ブレーキマスターシリンダーから残ったブレーキフルードが垂れ出て来ますので、此所もウエス等でバンジョーボルトの下をガードしてから、バンジョーボルトを外します。
ブレーキマスターシリンダーのタンク内もウエス等で清掃して、ブレーキフルードが垂れ出ない様にしておきます。
5
次にブレーキホースを抜き取ります。
ステアリングステム裏に2本のボルトで止められて有るブレーキホースサポートをカバー毎取り外し、サポートからブレーキホースを抜き取ります。
その後ブレーキホースのサポート位置に巻かれて居るゴムバンド(赤丸部分)を、切れ目から開いて取り外し、新しく取り付けるメッシュホースと共にサポートに取り付けます。
その後、外したときの手順の逆の手順で、ブレーキホースをステム裏から差し込み、バンジョーをブレーキマスターシリンダー付近まで上げておき、ブレーキホースサポートを固定しておきます。
6
続いてFホークアウターチューブに付くサポートのゴムブッシュを外してメッシュホースに巻ホースの長さを合わせて固定します。
続いてブレーキキャリパーの前準備に移ります。エアー抜きを楽にする為の処置をします。
O/Hしておいたキャリパーのブレーキパッドを外して、ピストン2ヶを抜け落ちる寸前迄引き抜きます。
バンジョーボルトホールを上にして、其処からブレーキフルードを挿入しブリーザーボルトを少し緩め、キャリパーを全方向に傾けながらエアーを追い出し、ブレーキフルードを追加しながら泡が出なくなる迄行います。
7
ブレーキキャリパーのエアーが抜けたら、車両にセットして有るブレーキホースにバンジョーボルトで接続します。
この時バンジョーボルトは後で調整しますので緩く締めておきます。
次にブレーキマスターシリンダー側のバンジョーの周りにウエスを巻、溢れるブレーキフルードをガードします。
用意が出来たら、ブレーキマスターシリンダー側のバンジョーを見ながら、ブレーキキャリパーのピストンを指で押し、溢れ出て来るまでピストンを押し込み、溢れて来たら押し込むのを停止します。
バンジョーから溢れずピストンが突き当たった場合も、其処で止め次の作業に移ります。
そのままブレーキマスターシリンダーにバンジョーボルトでブレーキホースを接続します。
此所でもバンジョーボルトは緩めに締め付け、ブレーキホース全体の位置決めをしてから、上下のバンジョーボルトを本締めし固定します。
此所でブレーキキャリパーにプレーキパッドをセットし、ブレーキマスターシリンダーのタンク内を確認しながら、パッド押し広げタンクにブレーキフルードが出て来るまで行います。
この後ブレーキキャリパーをFフォークにセットして、ブレーキマスターシリンダーのタンクにブレーキフルードを補給し、ブレーキレバーをポンピングしタンク内に泡が出なく成るまで行います。
8
上手く行けば此れで完了しますが、此の時点でもブレーキレバーの握り代が多かったり、ふあふあ感が残って居る場合が有ります。
此の場合は、まだブレーキラインの何処かにエアーが噛み込んでいますので、通常のエアー抜き(ブレーキレバーポンピング握りで、キャリパーのブリーザーボルト抜き)を行います。
此れでも抜けない場合は、バンジョーボルト等からのエアー抜きなどをしてエアーを抜きます。
今回ブレーキキャリパーのエアー噛みは無かったが、ブレーキマスターシリンダーのエアーが完全に抜けず苦労しました。
まだ少し残って居る様ですが、握り代はしっかり出ましたので終了としました。ブレーキマスターシリンダーのエアーは使用して居る内に抜け出る筈、改善しない場合は次回別の方法でエアー抜きをします。
今回の作業時間はブレーキマスターシリンダーのエアーが抜けず時間が掛かりましたが、順調に出来れば、30分プラスαて所です。
ブレーキフルードの使用量は、100ml程で完了です。この方法が一番ブレーキフルードを使わずに作業が出来ると思います。
また、今回ブレーキホースを93(101)cmをチョイスしましたが、ビックローターの導入するにしても、4cm短く出来そうです。
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