12万7410キロ 錆取り・防錆 部品装着編
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
>>> 施工編 後方補機部品装着 からの続きです。
防錆計画として、防錆塗料や防錆ワックスの塗布は一般的と言えますが、今回はそれ以外の観点から実施したことがあります。
それは組付けの際の工夫です。
この写真はバンパーの下部を車体に固定するために付いているプラスチック部品の固定箇所で、U字のクリップにボルトを締め込む形で固定するのは良いのですが錆により回らなくなり、場所的に浸透潤滑剤の吹付けが不可能なため、そのまま回転させたところ、この通りボルトが折れました。
この部分に関しては、固定ボルトがすべて固着しており、全て折ることで取り外しをしました。
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再度取り付けの際のために新たにU字クリップを購入しました。サイズの同じ社外製のものです。社外製と言っても、車用ではなく煙突などを固定するためのものですので建築用と言えます。切ってあるネジのピッチは同じで、価格も純正よりは安価です。
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こちらに挟み込む形でクリップを装着します。プラスチックですが以前のクリップからのサビが染み付いています。
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ただ普通に装着するのではなく内部にたっぷりホワイト・グリスを塗布してから装着します。ホワイト・グリスは石鹸が主な成分のため、プラスチックを痛めることがないグリスで防錆効果も結構あります。
こうすることにより、クリップの錆を防ぐことができ、通すボルトもこれまた非純正品のステンレス製を入れるため以後脱着の必要がある際に苦戦せずに済みますし、30年ほど経過したとしても錆びて脱落する可能性も低減できます。
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そして、今回ことごとく実施したのは、外したボルトやナット類を組み付ける際にステンレス製のものに変更することです。
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こちらはRVMセンサーの取り付け部分ですが、外す際に腐食により苦労したボルトやナットをステンレス製にすることにより耐久性を図ります。
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こちらは、錆びやすい位置にあるバンパーの固定ボルトの一つですが、これも錆がひどくてぎりぎり折らずに外れた感じでした。組付けの際は、このようにステンレス製にし、防錆対策とします。
注意点としては、この手法は強度のそれほどかからない部品で有効ですが、サスペンション関係など強度が関係するボルトやナット類には向きません。
ボルトに番号が付いているものは、JIS規格により強度が表示されているボルトで、日本車の場合はところどころあります。それらをステンレス製に変える場合は、サイズやネジピッチ以外にその強度に見合ったもの選ぶか、既存のものや純正のものを使うのが好ましいです。そうでないと危険です。
悲劇の訪れ編 に続く >>>
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