セリカちゃんの嫁入り修行 30時限目(お笑い愚策講座)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
前回の修行から、約1か月も経ってる・・・
という難所に挑みます、ミッションマウントメンバーです。
この車の純正メンバー、左右フレームを繋ぐような形状で、後期(中期もかな?)以降は、センタートンネルふもと辺りに、メンバーの装着箇所があります。
そして、現在のFR車のほとんどが、そうなっています(はず)。
“そうなる前”の初期、何でこんなのにした・・・
純正メンバーもご丁寧にも、マフラー(フロントパイプ)側は、無理くり曲げて逃してある有様。
また、よく見ると、左右フロアの高さまで変えてあるんです。
・・・疑問に思えよ・・・
2
作るしか・・・ないよねぇ・・・
大変悩みました。何を使ってどう作るか。
思いついたのは、パイプフレーム。
しかし、ナマシ管とは別物です、強度確保のためには、とても手曲げできないような径、厚みが必要です。
以前、油圧のパイプベンダー(一万円前後で入手できる安物)も持っていたのですが、思い通りに曲がらなかったり、支点に凹みが出たりと、イマイチ使い物にならず、処分してしまいました(今にして思えば、油圧プレスに改造すれば良かった・・・)。
パイプは、曲げるのが大変・・・
じゃあ、曲がってる既製品で探そう!
曲がってるパイプ・・・都合の良いものは・・・
こ、これだ!!
【バイクハンドル】
1本はサイズ検討違い(今にして思えば、使えなくもなかった)、もう1本は素材違い(アルミ製←私には溶接できない)、運良く2本同じ物が見つかったので、落札しました。
3
ブツブツ送料高ぇなぁ・・・しかも1円出品、送料で回収なので、「2本同梱発送可能ですか?」の質問に回答無し・・・ブツブツ
不要なステーを切除し、ハンドル独特?の曲がりだけ、修正します。
\(−−)/ → ―(−−)―
4
まあ、スチールだし、バーナーで炙り倒してやれば、グイッ、グイッ、グイッくらいで曲がるだろう!
ブフォーーーー
グイッ
グイッ!
グイッ!!
曲がらん(TT)
ならばっ!バイスで挟み倒してやれば、曲が
曲が
曲がが
曲ががが
5
曲がらん(TT)
もういい!切るもん!
二重だよ・・・早く言ってよ・・・
「バイクのハンドル高ぇなぁ!ただの曲げた鉄パイプだろぉ、絶てぇボッタクリだろぉ!?」
これを見ろそこの暴走族!貴様の安全を担保するために、メーカーは絶えず改善を施しているのだ!この見えない工夫に感謝しろ!!
C国製のmomo?ステは、ボスに取り付けて、グリップ握って前後に押し引きしてると間もなく千切れる・・・
という動画がYou Tubeにありました。
6
二重構造なので、敬意を持ってインナーパイプと呼ぶとしましょう、インナーパイプの内径が13ミリ、おお、ホームセンターで買えるパイプも外径13ミリ、これをガイドパイプとします。
これで、溶接の際にブレにくい!
7
切断面を程々に整えて、溶接します。
1本真っ直ぐなパイプを副えて、なるべく平行にしました。
8
左右端から端まで約73センチ、車体側左右フレーム間が約69センチ(ただし、取り付け予定箇所はもっと内側)でしたので、左右とも4センチ程切断しました。
9
車体側にあてがってみます。
大体の青写真はできてきました。
10
要改善箇所として・・・
やはりマフラー側フロアとの隙間です。
後々、ここにマフラーとしてパイプが通るのですが、このパイプフレームがあると、『その上を行くか、下を行くか』の2択しかありえません。
ただ、マフラーが『上に行く』なら、マフラーという熱源が、上下、つまりフロアパネルとパイプフレーム双方に(悪)影響をもたらします。
実質、『下に行く』1択でしょう。
・・・つまり、このパイプフレームをフロアに沿わせる加工が必要となります。
11
さて一方、メンバーに乗せるマウントブッシュをどう着けるか・・・
廃材から探すと、こんな物がありました。
おっ、乗せやすい!コレで良いんじゃないか!?
残念、マウントブッシュのボルトを締めるナットが、着きそうにありません・・・
この方向で、材料を調達するか・・・?
12
困った時は、ホームセンターに向かえ!
何かな〜い、何かな〜い、ねえ、お母さん!
・・・!!
コレだーっ!!
【塩ビパイプ固定バンド】
ほらーーーっ!!
ネジ穴ピッチが、まるで純正のようだ(私には純正に見える)!
穴径だけ拡大して、ほら!
13
ほら!
純正に見えてきた!?
そうでしょう、そうでしょう!
しかも優れているのは、バイクのハンドルだけあって、角度調整のためのスプライン(ギザギザ)が付いていますが、それをバンドで噛むように固定すると・・・
もう動きません!溶接不要!!
14
もう、純正で良くね!?
純正採用するなら、カズ〜ヤGTまでご一報ください。
「あ、角度違うな、調整したいな」
ナットを緩めてみなさい!
ほら!コイツ、動くぞ!!
15
さて・・・
このパイプをどう固定するのか、そして、マフラー側、フロアに沿わせるには、どうするか・・・
16
高さの調整、左右フロアの高さの違い・・・
合わせるには・・
考えました、左右高さが“変えられる”ようにします。
ど真ん中、切断します。
たぶん、ここも二重パイプかな?
ちなみに、外側のパイプはインナー無しでした。
やはり(ハンドルとしての)固定部は、頑丈に作られていました。
17
切断して、どうするの?
四輪独立のようにしました。
18
ブッシュマウントバンド(名称決定)を、左右緩めなくても、片側ずつで調整可能に!
こりゃ都合よい!
19
フロア上部まで行くようになりました。
今度はメンバー装着箇所を眺めると・・・
暗雲立ちこめる・・・
20
装着側は、アングル材?を使います。
赤い方は、カローラに2GRを載せる際に作ったエンジンマウントブラケットの失敗作です、取っておいて良かった!
穴開けて、フロアに着けて・・・
(画像で見て)奥は届くが、手前が厳しい!
21
もー、ヤルしかねぇよ!
初めの頃溶接した繋ぎ目を再度切断、ボルト延長します。
22
内径13ミリ、用意したボルトはM14。
M14!?
珍しいサイズです、長ボルトは売ってなかったので、普通のボルトの頭を飛ばして、スタッドボルト状にしました。
M16なら長ボルトも売っていましたが、内径13ミリのインナーパイプをM16まで拡大すると、そのインナー自体が崩壊してしまうかもしれないので、M14を採用しました。
23
装着して・・・
よし!届く!
24
マフラー側は概ね解決、それでは反対側を見ると・・・
作りゃあ、イイんだろ!?分かったよ!
25
ちなみに、試しにミッションを目一杯(フロアに当たるまで)上げて、プロペラシャフトを装着してみました。
うーーーん・・・
・・・斜めだな・・・
後ろ(センターベアリングより後方、2軸)はどうでも良いのですが、1軸側、ミッション直後は、なるべく水平にしないと振動が大きくなります。
もっとエンジンを落とすか、フロアを突き破るくらいにミッションを上げるか、センターベアリングを斜めにセットするか・・・
まだまだ課題山積です・・・
25ページ、埋めたぜ!
え、最後まで読んだ?こんなの!?
心から、お疲れ様でした〜
あなたも好きねぇ❤
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連整備ピックアップ
関連リンク