目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
パーツレビューにも掲載しましたが、O2センサー(オキシジェンセンサー)交換の模様を掲載して見たいと思います!?
激安O2センサーを販売している『八宝屋さん』から、ネット通販で購入したBOSCH製プレミアムオキシジェンセンサーが届きましたので早速、中身を開封して見ました!!
画像の通り、O2センサー本体/外国語取説/ガスケット/耐熱Posi-Lockコネクタが同封されており、純正品と交換するだけのパッケージングです。
それでは早速、交換作業に取り掛かって参りましょう!!
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車体をリフトアップし、運転席側から車体下側に潜り込むと画像の様にエキゾーストパイプの触媒手前部分(上流側)に純正O2センサーが取り付けられています。
純正O2センサーは12mmナット2個で固定されていますが、排気熱とサビで固着していますので浸透潤滑材を吹き付けてからナットを緩めます。
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取り外した純正O2センサーとボッシュ製O2センサーを比較して見ましょう。
画像左側がボッシュ製O2センサー、画像右側が純正O2センサーになります。
取り付け穴の位置は同一ですが、センサー部分の形状はBOSCH製とDENSO製で全然違います。
また10万km以上、酷使され続けてきた純正O2センサーは高温の排気熱の影響で、焼けや煤の付着が見受けられます。
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こちらはO2センサー上側の比較画像になります。
画像左側がボッシュ製O2センサーで読み難いですが、シリアル№らしき『0258986617D09』とボッシュのトレードマークが刻印されています。
画像右側はDENSO製の純正O2センサーですが、品番らしき『89465-28150』と刻印されています。
しかし、パーツリストで純正O2センサーの品番を調べてみると『89465-29675』と記載されています。
新車製造時に装着されていた物と補修部品は若干の仕様変更がされているのかも知れません…。
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さて、ここからが部品交換の手順になります。
このボッシュ製O2センサーは付属の汎用型コネクター(耐熱Posi-Lockコネクタ)で配線接続をする事により、純正カプラーがそのまま使用出来る様になっていますので、ポン付けでの交換が可能になります。
※Posi-Lock Connectorにつきましては日本ではあまり馴染みの無い部品ですが、米国ではポピュラーな配線接続パーツの様です。
※『
http://www.posi-lock.com/』でPosi-Lockコネクタの構造や仕組みについて詳しく説明されていますので参考にして見て下さい。
しかし、修理書に記載されている配線図には車体側4極コネクターの配線表記しか掲載されておらず、純正O2センサー側の4極コネクター配線色は記載されておりません…。
ですので、実際には配線図集と睨めっこしながらの配線接続となります。
これでは非常に分かり難いので、今回はそこら辺の面倒臭さを省く意味合いも含めて、簡単に説明します。
ボッシュ製O2センサー側の4極線は下記の通りになります。
センサー信号線:黒色(OX1端子)
アース線:灰色
ヒーター線:白色2本(+B端子&HT端子)
純正O2センサー側の4極線は下記の通りになります。
センサー信号線:空色(OX1端子)
アース線:白色
ヒーター線:黒色2本(+B端子&HT端子)
ちなみに車体側O2センサーコネクターの4極線は下記になります。
1,G-B 緑地黒線(HT端子)
2,B-O 黒地橙線(+B端子)
3,B 黒線(OX1端子)
4,BR 茶線(アース線)
また、純正O2センサーの劣化を見極める場合には『+B端子⇔HT端子間抵抗 基準:5.1Ω~6.3Ω(20℃)』を目安にテスターで点検すれば、一目瞭然です。
言葉で説明するのは上記の様に色々と難しい感じになってしまいますが、画像と外国語取説を参考にそのまま各配線を接続すれば簡単に出来るかと思います。
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そして、純正O2センサーの配線とコネクターを切断し、その部分を再利用してBOSCH製O2センサーの配線と長さの調整を行い、合体接続させた物が画像の状態になります。
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それでは各配線を接続したBOSCH製ユニバーサルO2センサーをエキゾーストパイプの触媒手前部分(上流側)に装着しましょう。
取り付けに関しましては取り外しの逆手順で行うだけですので、至って簡単な作業です。
※純正O2センサー装着時に取り付けられていたプレートはBOSCH製ユニバーサルO2センサー装着時にはセンサー部分のサイズが大きい為、装着出来なくなります…。
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O2センサー本体取付け後は配線を元通りに取り回してから、車体側のコネクターへ接続します。
以上で、O2センサーの交換作業は終了です。
O2センサー交換後、エンジンを始動してサブコンのO2モニターをチェックしてみましたが正常にLEANランプとRICHランプが交互に点滅点灯しています。
早速、ご近所をテストランしてみましたがO2センサーからの出力がECUに適正化されて入力される様になった為、吸排気カスタムを施してあるワタクシのマシンは今迄の燃調セッティングから仕様変更を実施しました。
サブコンをリセッティングした後は快適でスムーズなエンジンレスポンスが回復しましたので、快調にドライブ出来る様になりました!!
走行距離が10万km程度になり、最近あんまりエンジンの調子が良くないなぁと感じるTCRエスティマにはオススメのメンテです!!
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