サンタクロースのプレゼント
大切な時を過ごすふたりのために
「忘れたら...もう一度出会うさ」
「ん...ここは...」
わたしは知らないベッドの上で目が覚めた。ここは...というかそもそも何が起きているのかが分からなかった。今が何時なのかも分からなかったけど、窓から差し込む光は朝日のように感じた。
「...知らない天井」
わたしはしばらくの間天井を見つめていた。雨漏り跡のある天井、寝心地の悪いベッド、薄暗い部屋、訳が分からず呆然として空間を認識するのに時間がかかった。ふと右を見たら、ひびの入った壁にカレンダーが掛かっていた。
「12月...え?...うそ」
わたしは大変なことに気が付いた。わたしの中で今は10月なのに、カレンダーは12月。過去?未来?...ますます訳が分からない。記憶が飛んでいるみたい。テレビドラマの世界にいるみたい。はは、まさか。
「っ...痛...!」
わたしはベッドから起き上がれなかった。首から下、体のあちこちが痛くて。何があったのか思い出せないし、思い出そうとすると頭が痛む。...階段から転げ落ちた?それとも交通事故?何があったの一体...?!
「...雨...ね」
わたしは少しだけ冷静を取り戻した。雨が降っている。汚れた窓ガラスからでも外の景色は見えた。遠くに建物が見えたけれど、見覚えはなくて。雨音を聞きながら、散らばったパズルのような微かな記憶の断片をかき集めた。
「ま...待って...あっ...?!」
わたしの記憶に一筋の光が差し込んだ。雨が降りしきる中、おぼろげであいまいに見えた光。でも、その光はわたしの中の忘れてしまいたい記憶を呼び覚まそうとしていた。それは残酷なまでに、そして強烈に。
「ス...スシロ...?!」
わたしは目覚めてしまったことを後悔した。断片的ながらも取り戻した記憶。それは忘れてしまいたかった記憶...絶望でしかない記憶。だってそれは夕食どきの回転すしチェーン店を何の気なしに外から眺めていたら店内からすっごい光を感じたから見てみたら「ぅあ...まぶしい!」ってなってこれはもはや店員ですら「ぅあ...まぶしい!」って感じで迷惑していそうな感じのもうそれしか目に入らないって感じのまぶしいくらいにひとりで輝きすぎだろっていう感じのつるっつる...あ、ロンパメです。
結局何が起きていたのかが分からないまま無性に回転すしチェーン店に行ってお寿司を食べたくなっちゃう程度の不毛妄想物語が語られていましたが、昨日は広場に行ってきました。
「せっかくだから広場にでも行かない?」
クロミちゃんをそんな風に誘ってみたら、思いがけずクロミちゃんはこの誘いにのってきてくれました。たぶんクロミちゃんは広場に行きたかったんだと思いました。なので、クル活民憧れの誰もいない広場に一緒に行きました。で、そんな誰もいない広場に到着したしろデミちゃんとクロミちゃんは当然のようにかわいさ対決を始めてしまってかわいさ×2になって周囲がかわいさで溢れてしまいました。
こんな風にね!
(しろデミちゃん×クロミちゃん)
クル活民が憧れる訳ですね。
(広場ですらかわいく見えてきた)
君の声を今すぐに聴きたい!
(君と楽しく笑い合ってたい!)
君の体温を感じてみたい!
(君にとっての一番でありたい!チームしゃちほこ!)
さて、前回訪れたジメ場ではただならぬ哀愁が漂っていましたが、この広場では、不思議と哀愁は感じられませんでした。
☆前回の本気で哀愁ブログはこちら
artisticに構えて魅せるクールボブ!控えめツヤ感しろデミちゃん
天候や景色、太陽の位置とか地面の様子、いろいろな要素が絡み合って、しろデミちゃんの雰囲気も変わったりして、クル活って本当に奥が深いなって思いました。
クル活って本当に奥が深い!
(いやそれつい今さっき聞いた)
不思議と哀愁は感じられませんね。
(いやそれもちょっと前に聞いた)
広場を独占しちゃおうよ!
(そうだ!そうだ!)
武士には関係ないね!
(これは異なことをおっしゃる)
このかわいいスタイリッシュしろデミちゃん...いえ、このかわスタしろデミちゃんのポップレスクル活フォトは、冬が終わるまでの間しか見られません。
“残された時間があるのなら
僕たちは幸せに生きていける”
そう、やっぱりしろデミちゃんはかわいいです。
あ、クロミちゃんもね。
ロンパメバーグ
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Posted at
2023/12/12 22:07:42