スピードメーターギア点検、フロントホイールベアリング交換

スピードメーターギア点検

フロントホイール外し
クランプボルトを緩めて22ミリのHEXとM10の高ナットを使って緩めます。

オイルシールを外して灯油で洗浄後グリス塗り
棒状ギア周辺は細かく分解も出来るようですが、サービスマニュアルによると本体交換推奨。

オイルシールは新品に交換。

スピードメーターギアは結構な回転抵抗があります。
現代のバイクは非接触デジタル式になってるはずです。

フロントベアリング抜き取り

フロントベアリング6005の内周は25ミリなので
下穴ドリル径22ミリのコンクリートアンカーを使用。

事前にベアリングの内輪ギリギリまでアンカーを広げておくと作業が楽。

サークリップ取り外し

ベアリングの内輪にアンカーが食い込むようにホイールをセットして円錐状のクサビを打ち込みベアリングに食い込ませます。
庭のコンクリートが割れるのを防ぐためにアンカーの下に角材かベニヤ板を敷きました。
金床があれば最高ですが‥

コツコツと少しづつベアリングを叩くと外れます。
一気にゴツンと叩くとアンカーがすっぽ抜けると思います。
すっぽ抜けたら繰り返し。
アンカーはしぼめたら再利用可能で壊れるまで使用出来ます。
再利用不可だと思って4本も買いました(^^;;

ベアリング取り付け

ベアリング外周にグリス塗り
ハウジング掃除
ハウジングをガストーチで炙る
カチカチと音がしたらベアリングセット
塩ビパイプで叩き込み。
ベアリング外周とピッタリサイズの塩ビパイプがあります。
自作ベアリング圧入治具の出番無し。

ハウジングをガストーチで熱膨張させベアリング外周にグリスを塗っていればベアリングはすんなりと入ります。
ベアリングを冷やして収縮させておくとなお良し
ベアリング関係はこの一手間をやらないと時間のかかる力仕事になります。

メーターギア無い側のベアリングは底付きするまで圧入して、ある側はディスタンスカラーが若干動く程度まで調節して圧入。

サービスマニュアルだとベアリングは底付きするまで圧入とザックリ記載されています‥

サークリップ取り付け、新品シールに交換して終了です★