MOTUL RBF 600 FACTORY LINE BRAKE FLUID
やっと『コレだっ!』ってフルードに出会えた気がしたのでアップします。
(画像は、他の方がアップされたものをパクっています)
先ずは(当たり前の話ですけど)自分が求めるブレーキフルードの性能について。
GVBでサーキット走行を始めてみると、(特にフロントの)ブレーキが簡単にエア噛みしちゃう事に悩まされました。
色々とフルードを変えていくうちに極端なエア噛みは起こらなくなりましたけど… それでも、ペダルタッチは簡単にスポンジーになっちゃったんですよね。
スポンジーになったペダルタッチは、熱が冷めればある程度は復活するわけですけど… カッチリ!って感じには戻ってくれなかったりします。
とまれ、カッチリ感の無いペダルタッチが嫌で、エアが噛んでいるか否かに関わらず、サーキット撤収前に(少なくともフロントの)軽いエア抜きをする事が既に習慣になっています。
問題はサーキット走行の2枠目以降です。
枠間に十分な時間があれば都度のエア抜きもできたりしますが、バタバタ動くとその後の走りに悪影響が出ます。
何よりフルード代もバカにならなかったりします。
つまりは、1日(または半日)のサーキット走行をエア抜き無しで乗り切ってくれる(ペダルタッチが大きく悪化しない)フルードがほしいんですね。
次に自分の整理も兼ねて、これまでGVBで使ってきたブレーキフルードについて書いてみます。
ちなみに、言わずもがなですが、対エア噛みについては沸点性能が重要です。
ただし、熱が入った際の(それでいてエアが噛む前の)ペダルタッチについては高温時の動粘度性能が肝です。
ここではドライとウェットの各沸点性能に加え、参考までに(※)高温時の動粘度性能についても書いておきます。
※高温時と言っても、ブレーキフルードの規格上、100℃での動粘度データでしかありません。
実際のキャリパー温度は100℃を遥かに超えますから、あくまでも参考情報となります。
① BP Brake Fluid DOT4
ドライ沸点:260 ℃
ウェット沸点:155 ℃
動粘度(100℃):2.3 mm2/s
価格 : 2,000円前後 / 1L
若い頃にBP Super DOT4を愛用していて好感を持てていたので、先ずはコイツを2L程使ってみましたが…
阿讃を数ラップしたら豪快にエア噛み、1枠を走り終える頃にはペダルがフカフカになりました。
熱が冷めきってもペダルタッチは殆ど復活せずで… 正直、GVBのブレーキフルードとしては完全に役不足でした。
☆数で評価するなら☆2つってところです。
② WAKO'S SP-4(スーパープロフォー)
ドライ沸点:290 ℃
ウェット沸点:185 ℃
動粘度(100℃):2.7 mm2/s
価格:3,000円強 / 1L
500cc単位のフルードはコスパ的に抵抗があったので、次にコイツを2L程使ってみました。
BPのDOT4(上記①)よりはマシだったんですが、それでもガッツリとエアを噛みました。
ペダルがフカフカになるのも、熱が冷めきってもタッチが戻らないのも同じで、これでもダメだな…と。
☆数で評価するなら☆2~3つってところです。
③ WAKO'S SP-R(スーパープロレーシング)
ドライ沸点:327 ℃
ウェット沸点:202 ℃
動粘度(100℃):3.3 mm2/s
価格:3,000円前後 / 500cc
みん友さんの推薦もあって、次にコイツを3L程を使ってみました。
ガッツリとエアが噛むことはなくなったんですが、熱が入るとタッチはスポンジーに。
熱が冷めるとある程度はタッチが戻るんですが、もうちょっとペダルタッチが維持されるフルードがほしいな… と。
☆数で評価するなら☆3~4つってところです。
④ ENDLESS RF-650
ドライ沸点:323 ℃
ウェット沸点:218 ℃
動粘度(100℃):3.3 mm2/s
価格:3,000円前後 / 500cc
同じく、みん友さんの推薦もあって、次にコイツを4L程使ってみました。
対エア噛みについてはWAKO'S SP-R(上記③)と同様で、大きくエアを噛むことはありませんでした。
ただ、熱が入った際のペダルタッチの変化はWAKO'S SP-R(上記③)よりも若干ですが少なくなりました。
熱が冷めるとある程度はタッチが戻るんですが、やはり、もうちょっとペダルタッチが維持されるフルードはないものか… と。
☆数で評価するなら☆4つってところです。
そして、やっと『コレだっ!』って思えたのが、今回のMOTUL RBF 600 BRAKE FLUIDです。
一応のデータを書いておきますと…
MOTUL RBF 600 BRAKE FLUID
ドライ沸点:312 ℃
ウェット沸点:205 ℃
動粘度(100℃):2.5 mm2/s
価格:2,500円前後 / 500cc
某ショップさんに勧められて使ってみたんですが…
対エア噛みについて問題が無いのは当然として、熱が入ってもペダルタッチが殆ど変わりませんでした。
本当に僅かにペダルが深くなる程度です。
ブレーキ負荷の高い阿讃でも2枠程度なら全く問題無く走れますし、タカタなら1日は十分もってくれました。
ペダルタッチを維持するため、サーキット撤収後のエア抜きは続けていますが、本当に軽いエア抜きで十分になりました。
ちなみに、初めて使用した際、無色透明ではなくオレンジっぽい色だったんです。
『劣化してる?!』って心配になりましたが、データシートを確認すると「Color : Amber」となっていました。
オリジナルとして無色透明ではないんですね。
上位フルードとしてRBF 660もラインナップされていますが、取り敢えずコイツ(RBF 600)で十分です。
とまれ、やっと満足できるフルードに出会えた感じです。
『これだっ!!』って思いで直ぐに3Lを追加購入しちゃいました(笑)
☆数で評価するなら☆5が十分につけられます。
マジで超オススメです。
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MOTUL RBF 600 FACTORY LINE BRAKE FLUID
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