ブレーキ引き摺り修理

1カ月ほど前から、妙な走行抵抗と若干の燃費悪化を感じるようになりました。
停車時のブレーキングにはいつも気を使っているのですが、どうやっても微妙な「カックン」が発生。

そこから1週間経つと、運転席側フロントで、わずかながら極低速時のブレーキパッドの擦れる音の増大と、ブレーキダストの増量を感じるように...

キャリパーピストンの固着が疑われましたが、このところとても多忙で、確認作業すら出来ずにいました。
本来であれば、DIYでキャリパーのOHくらいなら済ませられるのですが、とてもその時間が取れない上に、今の住まいはMPVのような巨体をウマに載せておけるフラットも無く...

普段お世話になっている、信頼のおける整備工場は少し遠いので、行く時間を作るのも難しかった為にやむなく近所の整備工場へ。
なかなかの規模で営業されてるので、ささやかな希望を抱いて社長に事情を説明。

すると、勾配10%もあるような坂道で試乗して「ぜんぜん大丈夫！　なんともないよ！　気にし過ぎ！　」
^_^;
まったく話しにならず(笑)

初対面なので、満載なツッコミどころを全てグッと飲み込んで、お礼を伝えて帰りました。
時間を無駄に使いました(笑)


結局、いつもの工場の社長に泣きついて、工場の近場へ行く機会に合わせて短時間に一応の修理が出来そうなプランを相談。
程度の良さそうな中古品を手配して貰って、点検の上で交換してもらうことになりました。

「一応まだ回るねぇ」と、作業前に手でタイヤを回した社長の言葉。
サクサクと作業が進むにつれて、故障がキャリパー固着じゃなかったらどうしようかとドキドキ(笑)
ヤマカンでの発注って怖いですね(笑)

キャリパー摘出。
パッと見だけでも終わってるのが分かるくらいのサビ具合。

ピストンを押してみると、赤○のピストンがビクともせず。
ヤマカンが当たってて一安心(笑)

時間、部品、お金、労力。全て無駄にならずに済みました(嬉)

手配して貰った中古品、時間がないので　OH　はしてませんが、動きがスムーズだし何より錆びてない(笑)

こちらを取り付けてエア抜きして完了。
今のところ大丈夫そうな、助手席側フロントもピストンの動きを確認してグリスアップしてもらいました。

外したキャリパーはというと、エアーで圧を掛けてもピストンが出てこない。

「大丈夫」と、押してはならない太鼓判を押した近所の工場へのお土産にしようかと思いましたが、オトナゲナイのでやめておきます(笑)


作業を終えて発進直後に、滑らかな走り出しで完治を確認できました。

スッタモンダありましたが、無事に復調して良かったです。

追記:
ダストの量が激減して、燃費も5.6km/Lから8.9km/Lまで回復しました。
意思通りのブレーキングが出来るように戻り、大変嬉しいです。

外したキャリパーですが、次の　OH 用に使おうかと話していましたが、画像の状態以上にピストンが出て来そうにはないようなので、廃棄です。