ATFストレーナ交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
今年の2月にMazda3を購入したタイミングで両親に譲ったアクセラ。新車時より約2万km毎にATFを交換してきました。当初はディーラーに出していましたが、エンジンオイルは最初から自分で換えていたので3回目辺りからエンジンオイルの交換時期に合わせて自分で交換していました。
2
今回は、走行距離が9万kmに差し掛かったこともあり、前から10万kmで交換しようと決めていたATオイルパン内にあるストレーナとフィルターが一体になった部品を交換する事にしました。
事前にYoutubeで検索すると、CX-5で同様の作業をしている人が居たのでそちらを参考にしました。
車両の下に潜り込める空間を確保したら、まずはアンダーカバーを取り外します。
数は忘れましたが、樹脂製のクリップとねじで10か所程度固定されています。
アンダーカバーを外すとオイルパンは丸見えの状態になります。
まずはドレンプラグを抜いてATFを抜きます。
今までの経験で、3.3~3.4リッターなので今回もとりあえずそれ位抜き、ドレンプラグを戻します。
この時に、ワッシャーガスケットは新品に交換しておきます。
次にオイルパン周囲の16本のねじを外します。
オイルパンは紙ガスケット等が無く、液体ガスケットのみで密封されています。
マイナスドライバーで隙間を作り、カッターナイフで液体ガスケットを切る作業を続けていたら、7~8㎝辺りで一気に剥がれました。
軽いので片手で楽に支えられます。
写真、暗くて見づらいですが、オイルパンが外れると目に入って来る黒い部品が今回交換予定のストレーナ兼ATFフィルタです。
ねじ2本とOリング付パイプ2か所で固定されており、ねじを外してしまえば簡単に引き抜く事ができます。
その際に、ミッション本体側とストレーナ内部のATFが一気に出て来るので少し注意が必要です。
感覚的に250~300cc程度。
3
さすがに、2万㎞毎に交換していただけあって、ATF自体はまだ透明感のある赤色でした。
しかしながら、オイルパンを外したのは今回が初で、フィルターの汚れ具合や内部に溜まった鉄粉等は未知のものでした。
気になる結果は写真の通りで、オイルパンの底にある磁石に鉄粉がくっついて劣化した油と化合してモリブデングリスのようになっていました。パーツクリーナーと紙ウエスで磁石を掃除しますが、付着した細かい鉄粉を取り切れなかったので、最後はマスキングテープで取り除きました。
よく見かける10万㎞無交換の車等と比べるとかなりマシでしたが、今回開けてみて良かったと思います。
4
次にいよいよストレーナの組付けです。
比較の為に並べて写真撮ってみました。
フィルターの濾紙が汚れている位で、内部に鉄粉が堆積しているような様子は見受けられませんでした。
AT側をパーツクリーナで軽く洗浄し、鉄粉汚れを飛ばしてあげます。
その後、滴って来るATFを軽くウエス等を当てて拭いてあげます。
新品のOリングにATFを軽く塗ったら取付けてねじを締めます。
ねじは鉄、AT側はアルミなので締め過ぎには注意しましょう。
ストレーナの固定が終わったら、AT側のオイルパン取付面の油分や古い液体ガスケットを綺麗に掃除します。
オイルパン側も同様に掃除し、新しい液体ガスケットを塗布します。
人によってはAT側、オイルパン側両方に液体ガスケットを塗るようですが、個人的に片側で充分と思うのでオイルパン側のみ塗ります。
ATFは普段より少し多めに3.7リッター程注入しました。
その後、エンジンオイルとフィルターも交換し、近所を試運転したところ、明らかに加速時の変速ショックが減り、車が軽く転がる事を体感できました。
部品代も¥2,600程度で決して高いものでは無いので、お勧めします。
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