右側フロントフォーク（ダンパーなし）組立　その２

フォーク組立のその２です。

シール類を通したら、保護用に貼ったビニールテープを剥がして、最後にスライダブッシュを取り付けます。

スライダブッシュは表面、ガイドブッシュは裏面がコーティング加工されてるので、傷つけない様に気をつけます。

インナーチューブをアウターチューブに差し込み、ガイドブッシュ、オイルシールを打ち込んでいきます。

打ち込むためのフォークシールドライバは倒立フォークには必要ですね。

正立フォークならアルミパイプや塩ビパイプでOKですが。

斜めにならない様に、均等に打ち込んでいきますが、ある程度力を入れて打ち込まないと、中々入っていかないでしょう。

オイルシールが奥まで打ち込まれると、打ち込む際の音が多少変わるのでわかると思います。

オイルシールを打ち込めたら、ストッパリングを取り付けて、ダストシールも取り付けます。

ダストシールは指でぐっと押し込めばOKです。

フォークオイルをインナーチューブに注入します。規定量を目安に、メスシリンダーで測って注入して、インナーチューブをゆっくり上下させてエアを抜きます。

インナーチューブを底まで縮めた状態で油面を調整します。

ブレーキのエア抜き用ツールにアルミパイプを差し込んで、油面調整ツールにしてみました。

オイルレベルはテクニクス推奨の100ミリにしました。

スプリングカラー、スプリングシート、フォークスプリングを順にインナーチューブ 内に沈めていきます。

そしてフォークロッドを取り付けます。

フォークロッドはストッパシートとストッパリングで固定されますが、フォークスプリングを縮めてストッパリングをはめる必要があります。

取り外すときに使ったタイダウンベルトはフォークロッドが固定されていない状態で使うのは危ないので、取り付けは自力で。

立った状態で覆いかぶさる様に体重をかけて押し込んでやると、結構安定してスプリングを縮められます。そこでストッパリングをさっとはめ込みます。

フォークキャップにOリングが付いてることを確認して、アウターチューブを上に持ち上げて、フォークキャップ、アウターチューブを回して固定して完成。

（Oリングはシリコングリスを塗って取り付ける）
　
フォークキャップは最終的に車体に組み込んだ時に増し締めすること忘れない様にします。