メーカー/モデル名 | フィアット / X1/9 グレードは関係ないこのボディとシャシ設計のクルマです。 (1975年) |
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乗車人数 | 2人 |
使用目的 | スポーツ走行 |
乗車形式 | マイカー |
おすすめ度 |
5
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満足している点 |
運転する楽しみ。スポーツカーとは? 人生の1台目ホンダ・バラードスポーツCR-Xはライトウェイトとはなんぞや?を教えてくれた。車重が軽ければ身のこなしも軽い。左右に曲がる、加速する、止まる。全てにおいて軽い方が簡単に出来る! ただし、前輪駆動だった。 人生の2台目マツダ・ユーノスロードスターはオープン・スポーツとはなんぞや?を教えてくれた。イギリスのクラブマンレースを題材にした設計は当時メーカーとしては絶対に通らない設計。売れるかどうか? でも売れた。これこそ人馬一体!お尻を振るのもドライバー次第だ。 ただし、私にそんなドライビングスキルは無かった。 人生の3台目これが私の人生の大半を占めることとなる。最初に出会ったのは1993だから当時26歳。青春期の体験がずっと尾を引いている。 CR-Xは減速でオーバーステアだ。旋回中にブレーキを踏めばドライバーの意思に反してより曲がる。そこは特性を意識して調整すべきだ。 ロードスターは減速でアンダーステアだ。旋回中に曲がり切れず、下手にブレーキを踏めばそのまま曲がらずに真っ直ぐ走る。スキルがあれば後輪をスライドさせて自由自在になるだろう。 お読みの諸兄、お分かりか? 改めて私の人生の3台目、FIAT X1/9 コイツは旋回中の減速で弱アンダーとは言えず弱オーバー。CR-Xでの経験も活かせる。溜池の交差点で雨の日右折信号をオーバースピードで曲がろうとして無理だ!と思ったが小さくクルンとスピンして終わった。 レーシングカーに必要な特性は弱アンダーで、プロドライバーはそいつを自在に調整できるからミッドシップは有利だなどと、後で分かったが、スキルが無い平凡な私はこの弱オーバーな特性が体に合った。私の人生における危険な場面をコイツは最悪でも回避した。旋回はまさにon the rail。 必然的にこのクルマを今までずっと乗っているのだが、満足すると言えば「意のままに操れる点」 2020/11/25追記 一昨日X1/9乗りの仲間と久しぶりに飲んで話す機会があり、サーキットでの特性云々について最もスキルがあるメンバーに語らせると、ミッドシップはその限界時の修正操舵に付いて、基本シビア、微妙なハンドル捌きが必要との事だ。 それでも私は横置きミドシップという点が、操りやすいと感じます。横置きミッドは路面ミューを失った時の修正が縦置きより容易いと感じます。これは人の好き好きなのでしょう。いずれにせよX1/9を一度体験して頂きたい。 |
不満な点 | 自分が納得してるんだからある訳ないでしょ? |
総評 |
もし貴方が日常の足としてではなく少し運転を楽しみたいと、旧車、1500cc前後として選ぼうと思うならば、是非このX1/9を選択肢に入れて欲しい。このスモール・ミドシップというジャンルに於いて。質量の増加はおのずと慣性の法則で曲がらない止まらない方向へ行ってしまふから…、だからフェラーリなどへ行かない方は是非ぜひ。 このジャンルのパイオニア、X1/9は他のどのクルマよりも優れていると思う。同じレイアウトの10年後のトヨタや、その後継車しかり。私はまだRRのスポーツカーを経験していないので、あと20年寿命が伸びたなら、930ポルシェを体験したいと思うけど、そのオールドポルシェが標的の貴方にも、是非X1/9を薦めたい。 状態の良いのは少ないです。 状態の良いのはオーナーが手放しません。 程度中でもレストアしてでも。 それでも貴方の情熱が勝つならば、ぜひに! |
デザイン |
無評価
70年前後にあったスーパーカーブームの頃の折り紙デザインの中で、このガンディーニのフォルムは実は卵のような微妙な膨らみがある。その膨らみが非常に適度で心地が良い。
パッケージングや人が握る座る見渡すなどのエルゴノミクスデザインが非常に良く出来ていて、使っていくほどにその良さが解る。 設計ミスと言われるような誤算デザインがほとんど見つからない。 |
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走行性能 |
無評価
パワー感は何もしていないのなら非力。
国内1300cc初期モデル880kg66馬力(ロイヤルモータース) 国内1300cc後期触媒付き935kg61馬力(東邦モーターズ) 国内1500ccモデル980kg67馬力(東邦モーターズ) 上記は酷評となる原因。どう考えてもアンダーパワー。 国内1500ccベルトーネ920kg85馬力(BICS三晴) ほぼ本来のパワーを備えているがこれでやっと会話ができる程度 パワーはどんな手段を使ってでも上げるべき。 ノーマルボディなら100馬力前後 ワイドボディにしたなら150馬力以上あっても破綻しないはず 操作感は何よりもシャープ 最後にオマケです 最後にオマケです X1/9という車が世に出てくれたのには、いくつかの要因があります。 大量生産ミッドシップのお手本となりましたが、大手の自動車メーカーにとってこのような車種はほとんど賭けに等しい。出して失敗したらその担当者は責任を負わなければなりません。 これはヌッチョ・ベルトーネの野望です。 さらに、ジャンニ・アニェッリがたまたま訪れたベルトーネ本社にひっそり置いてあったまだプレゼン段階のX1/9を見て、 何故この車を生産しないのか? ほぼFF案で決まりかけていた、850スパイダーの後継車を、MR車で提案したベルトーネの、マルチェロ・ガンディーニのデザイン案に決定させたのが、時のフィアット社長だったのです。 こんな最高な車、この世に出ないなんて最悪。 世界中のヒルクライマーはコレがなかったら何で戦ったんでしょう?ね? 未だにコレをベースにした車両で世界中のヒルクライムレースで戦っているドライバーが現実に居るのです! ニュルの‘70 ‘80な旧車走行会で圧倒的な速さを示す1300ベース かなりノーマル エンジンをv6アルファに載せ替えて究極に手を加えればこの速さ |
乗り心地 |
無評価
新車の状態であれば良くしなる足。細めのタイヤサイズとマッチして乗り心地よく、且つ路面に吸い付く感じ。
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積載性 |
無評価
スポーツカーとしては下手なフェラーリよりずっと良い。
フロントトランク: babyバギー(可) 350ml*24ビールケース5個(可) リアトランクにボストンバック2個(可) |
燃費 |
無評価
1300ccノーマルなら10〜15km/Lは行くはずです。
経験値は9〜12km/Lの範囲 1500ccモデル |
価格 |
無評価
現在ネオクラッシック相場自体高いので簡単には買えない。300万を基準としたブローカー価格
下取りは舐められると限りなく低い。 |
故障経験 |
多数… そうならないように信頼できる整備工場で診てもらうべき。 |
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