PIONEER / carrozzeria carrozzeria TS-Z172PRS  

最初はフロントドアにのみ取り付け、後にリアＳＰも交換しました。
取り付けに際しては、多少加工を必要としますが、別途、整備記録に記載させていただきます。

製品概要：本商品はカロッツェリアのＳＰの最上位モデルであり、ウーファーとツィーター及びネットワークを合わせた片側の重量が２ｋｇ超となる商品です（オリジナルのＳＰは３５０ｇ）。

本来は、実力を１００％発揮させるために、それなりのアンプをヘッドユニットとＳＰの間にかませるべきですが、２０８オリジナルのオーディオの音質が結構良かったことから、今回はドア部でケーブルをつなぎ換えただけで使用しています。ややオーバースペックではありますが、個人的には、これで正解だったと感じています。

クルマでの音楽ソースはiPod Touch（5G）をUSB接続しています。ヘッドユニットがiPodのデジタル入力に対応している様なので、音質の良いケーブルで接続するとオリジナルのSPでもシットリとして安定したボーカルを聴かせてくれます。その音は（希にDACにUSBデジタル接続する時特有のプチプチノイズが発生するものの）Buletooth接続時と比較しても明らかに帯域が広く聴きやすい音質です。しかし、ロックの重低音やクラシックの広がり感を再現しようとトーンを調整するとたちまち、ポーランド製の紙ウーファーや小さな中国製ツィーターから出る音が歪み、ドアの内張も共振し出すのが不満でした。

今回、TS-Z172PRSを取り付けるにあたっては、9mm厚MDF材のインナーバッフルを取り付け、ドア内部や内張にしっかりと制震シートを貼り付けたことで、不快な共振を抑え、オリジナルのヘッドユニットのアンプでも迫力のある重低音や透明感のある中高音をかなり再現できるようになったと感じています。ただ、フロントSPだけを交換した時点では、重低音の体への伝わり方が足方向から来るため違和感がありました。ロックベース／ドラムの重低音を腰やお腹で感じたければ、後席SPも同時に交換することが必要です。

また、今回ツイーターのアッテネーター接続を前後席共に＋３ｄBに設定しました。前席はボーカルが程よく浮き出て良い感じですが、前席に座っていると後席の高音が目立ち過ぎることに後で気がつきました。今は、フェーダーを前席に２ポイント寄せることで聴き辛さは解消していますが、できれば、後席は+/−０ｄBか−３ｄBにした方が良かったかもしれません。取り付け時に内張を固定する前に仮付けして確認することをお勧めします。

関連情報URL：http://pioneer.jp/carrozzeria/products/ts_z172prs_132prs/