点火プラグ点検、清掃

エスティマハイブリッドのプラグ点検をしました。交換サイクルは10万キロなので、まだあと1万キロ以上あります。外すついでに交換とも思いましたが、様子を見て必要なら交換をする事にします。4本で五千円しますから、ついでに替えるにはちょっと高い。使えるものは使う事にします。

エアクリーナーボックスを手前半分外し、奥に残ったボックスの固定ブラケットのネジを3本緩めます。左側プラグの真上にブラケットがあるので、緩める必要があります。ブラケットを持ち上げながらプラグを外しましたが、ちゃんとしたやり方があるのかもしれません。

付いていたのはNGKのIFR6A-11です。DENSOかと思いきや意外でした。市場ではあまり見ない型番です。シンプルなデザインでOEM専用なのでしょうか。私は初めて見ました。ググってもあまり情報がありません。

4本のプラグはほぼ均一な汚れ方で、80,000キロを超えたとは思えない消耗の少なさです。元々点火回数が少ないハイブリッド車両ですが、これならあと数万キロくらいいけそうな気もします。よく見ると外側電極の角が丸くなっていますが、埋め込まれた貴金属(プラチナ？)は綺麗に残っています。写真を撮るときに、白く光るので綺麗でした。

これは右側プラグ(運転席側)
よく言われるキツネ色にはならないらしいです。

これは右側から二番目のプラグ
どのプラグもスレッドにガソリンかオイルの燃え残りが付いています。上側のガイシには吹き抜けた様なあとがあります。

これは右から3番目
ギャップが広く見えますが、ノギスで測ると1.1mmで丁度いいです。

これは右から4番目
ネジの回し方でスレッドの汚れが剥がれています。上にエアクリーナ固定ブラケットがあるのでここだけ自由に回せません。

コントラストで先端が暗く写りましたが、実物を見ると他のシリンダーと同じくらい綺麗なものです。

6万キロ過ぎたあたりから、真冬のエンジン始動時に大きな振動を起こす事があるのですが、プラグが酷く劣化している事もなさそうなので主たる原因は別にありそうです。

元に戻します。NGKのホームページを見ると、トルクが変わるからグリスを塗るなとあります。角度法で締めればいいとも思いましたが、今回はグリス無しで行きます。Φ14mmのプラグの規定トルクは25-30Nmなので、トルクレンチで27Nmにセットします。

エンジンをかけるとアイドリングは安定していて、何も問題ありません。少し回転がざらつくのでブラグ変えたらどうなるか試したい気持ちを我慢しています。替える理由が欲しいだけの様です。笑

おまけ プラグホールの写真
シールされている場所なので綺麗でした。