アーシングと充電制御システム
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エスティマはバッテリーマイナス端子そばに電流センサがついていて充電制御されています。
アーシングされる方はケーブルを直接バッテリーマイナス端子につなげないほうがいいかもしれません。
私はバッテリーマイナス端子から出ている純正アース線のボディ側接続近くにアーシングケーブルを接続していますが、これもやめたほうがいいのかも。アーシングの効果も感じられないしなあ。
以下 充電制御システムについての電子整備マニュアル記載の内容です。
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充電制御システム
● 車両のアイドリング時や定速走行時には発電電圧を下げ,減速時に発電電圧を上げることで,オルタネーターの発電によるエンジン負荷を低減し,エンジンの低燃費化をはかります。なお,加速時は,電流積算値* を目標値に近づけるように,発電電圧を調整します。
(* 電流積算値とは,電流センサーで検出したバッテリー入出力電流を積算した値です。 )
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バッテリー電流センサー:
バッテリーのマイナス側ターミナル部に取り付けられ,バッテリーの充放電電流量を検出してエンジンコントロールコンピューターに信号を送ります。この信号をもとに,エンジンコントロールコンピューターはバッテリー容量を算出します。充放電電流量の検出にはホールICを用い,バッテリー充放電電流によってコア部に生じる磁束密度の変化量を,電圧に変換して出力します。
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バッテリー温度センサー:
・ バッテリー液温が低すぎたり高すぎると,バッテリーの劣化を早めたり,バッテリーあがりを起こす原因となります。また,バッテリー液温によって電流受け入れ特性が変化する為,バッテリー液温を検出してエンジンコントロールコンピューターに信号を送ることで,バッテリーを保護します。
・ バッテリー温度センサーは,バッテリー電流センサー内蔵としました。これにより,エンジンの熱の影響を受けにくいマイナス側ターミナル付近へのセンサー配置となっています。
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フェイルセーフ機能:
センサー類が故障した場合や,バッテリーの状態,電気負荷の作動状況などにより,エンジンコントロールコンピューターが必要と判断したときに,オルタネーター充電制御を中止し,定電圧発電モードへ移行します。
(1)バッテリー低容量時&バッテリー液温 低・高温時。バッテリーの容量や液温によって充電状態を判断し,過充電・過放電時には充電制御を中止し,バッテリーを保護するとともに容量低下を防ぎます。
(2)ワイパー作動時またはブロワーモーター高負荷作動時。電装品の作動によって電源電圧が変化すると,充電制御によりオルタネーター発電電圧が変化します。これにともなうエンジン負荷の変化による運転時の違和感を防ぐため,一時的に充電制御を中止します。
(3)電流センサー,温度センサー,車速センサースロットルポジションセンサー,クランク角センサー ストップランプスイッチ,ニュートラルポジションスイッチ 以上のセンサーおよびスイッチの異常検出時。センサー系統の故障時は充電制御を中止し,バッテリー容量の低下を防ぎます。
(4)エンジン始動時。車両の放置によるバッテリーの容量低下を防ぎ,バッテリーを保護します。
(5)充電制御中2時間経過時。定期的に充電容量を確認して,長時間の充放電により生じる電流積算値の誤差を修正することにより,バッテリー容量の低下を防ぎます。
(6)運転時間の累積が20時間経過時。定期的に十分な充電を行い,充放電を繰り返すことによるバッテリーの寿命低下を防ぎます。
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