990TURBOのブログ一覧

アウディの電気自動車 e-tron EV　を目撃しました。
カムフラージュを何と表現すればよいのでしょうか、ジグザグ柄、モザイク柄、ボロボロ柄、ガタガタ柄？


独アウディは、2018年内に量産する電気自動車（EV）の駆動モーターに、永久磁石を使わない新開発の誘導モーターを採用する。EVやハイブリッド車（HEV）では、小さく高トルクにしやすい永久磁石式モーターを使うのが一般的で、誘導モーターの採用は珍しい。中国に偏る磁石材料の調達リスクを避けた。走行中にモーターを停止するときの損失低減も図る。

　年内にEV「eトロン」シリーズの多目的スポーツ車（SUV）をベルギー・ブリュッセル工場で生産し、欧州で発売する。誘導モーターはハンガリー・ジェール工場で内製。車両の前に1基、後ろに2基搭載する4輪駆動車（4WD）「クワトロ」である。合計出力は320kWと大きく、エンジン車のSUV「Q7」と「Q5」の間に位置する車両とした。
　誘導モーターは、外側の固定子（ステーター）に搭載したコイルに電流を流して誘導電流を発生し、導体で造る内側の回転子（ローター）を動かすもの。ローターに永久磁石を使わない非同期モーターだ。アウディが同モーターに着目したのは、「材料調達のリスクが小さい」ことが大きい。

アウディが誘導モーターを採用した理由として、停止中の損失が永久磁石式モーターに比べて小さい点も大きい。走行中、3基の誘導モーター全てを常に駆動するわけではないからだ。例えば低速の定常走行のように必要なトルクが小さいとき、後ろの2基は停止する。
　永久磁石式モーターではローターに備えた磁石の磁力が常に発生し、動作停止中に車輪が回転してモーターが回ると、磁力が抵抗になる。誘導モーターでは動作停止中の抵抗がはるかに小さい。

過去の新聞記事

最高速度は、210km/時と速い。モーターは一般に、高速回転域で効率が大きく下がる。このためエンジン車に比べて最高速度を抑えることが多い。例えば日産自動車のEV「リーフ」は、最高速度を約140km/時にとどめる。アウディは高速回転域のモーター効率向上に力を注ぎ、エンジン車に匹敵する最高速度210km/時を実現する。

加えて厚さが0.35mmと薄い電磁鋼板をローターに採用し、積層した。薄いほど渦電流が流れにくくなり、鉄損を減らせる。ステーターにも同じ電磁鋼板を採用した。

アウディは次期EVの開発に合わせて、独シェフラー製の2種の歯車機構に、アウディ内製のトルクが異なる2種の誘導モーターを組み合わせた合計4種類のモーター機構を開発した。今後投入する20車種以上の車両の違いに合わせて、4機種を使い分ける。

20180919追伸、本日の新聞記事


20181006追伸、カムフラージュを剥がしました。



20181109追伸、前方にAUDIっと思って追いついたら「EV　E-RON」でした。


20181208追伸、シルバーの「E-TRON」を発見しました。
日本では国土交通省型式承認がまだの様子で、黒のE-TRONもシルバーのE-TRONも仮ナンバーを付けています。　




20190626追伸、後ろにはマフラーが無いんですね！改めて納得。