インパネのビビリ音対策

少し前からインスツルメントパネルの前の方からビビリ音がするようになっており、最近では走行中にほぼ常時鳴るようなってきていました。
（エンジンをかけただけで鳴ることも多いです）

古い車なので多少の音はやむを得ないとは思っていますが、常時ビビリ音が鳴っていては、それでなくてもくたびれた車がさらにくたびれたように感じてしまいます。

普通に運転している姿勢ではメーターパネルの奥あたりから聞こえるのですが、顔をインパネに近づけてみると上面の奥の方から聞こえてきます。
しかしインパネ上部をあちこち押さえても、インパネとフロントガラスの隙間に詰め物をしてみても全く音が消える様子がありません。

ということは、インパネ内部から音が出ている可能性があり、これについてはちょっと思い当たることがありました。

それは、センターベンチレーションダクトの奥が干渉しているのではないかということでした。

昨年の1月頃、車の購入時に付いていたオンダッシュナビを外したのですが、この時にベンチレーションアウトレット奥のスポンジテープを貼り直したら、インパネのビビリ音が消えたことがあったのです。

そこで、再度ベンチレーションアウトレットを分解してみました。

まず、ベンチレーションコントロールユニット両サイドのスイッチパネルを外して、裏のコネクタも外します。
（パネル裏の爪をはめ込んであるだけなので、丁寧に引っ張れば外れます）

スイッチパネル裏にあるトルクスネジ4本を外せば、ベンチレーション部がフレームごと外れます。

コントロールユニット裏のコネクタも外します。
（写真はこの後組み直した時の写真なのでスポンジテープが新しくなっています）

ベンチレーション部を外した状態。

ダクトとの隙間を埋めるスポンジテープが見えます。

この奥のベンチレーションダクトにアウトレット部が干渉して、音が鳴っているのではないかと推測したのです。

試しにこの状態でエンジンをかけてみたところ、ビビリ音は全くしませんでした。

前回から1年半弱経過したスポンジテープ。

前回はこのスポンジテープがボロボロになっていたので貼り直したのですが、1年半弱の間に既にかなりヘタっているような感じでした。

前回と同じスポンジテープを貼りなおしました。
干渉しているのはアウトレットダクトの先端部だと思われるため、今回は先端部もカバーするように貼りました。

スポンジテープは手近にあったホームセンターなどで売っているただの隙間テープですが、もっと復元性の高い材質を使えば長持ちするのでしょう。

組み直して試運転したところ、あれほど激しかったビビリ音がきれいさっぱり消えていました。
やはりスポンジのへたりによるダクトとの干渉が原因、ということで間違いないと思います。

簡単な作業で音を消すことができて良かったです。