夏休みに富山の剱岳周辺へ、往復800km強の初のロングドライブです。足回りをスポーツ、エンジンをコンフォートに設定したインディビジュアル・モードで、高速ではしっとりとした硬さで良いと思っていたのですが、助手席の家内(バアバ)からは、「スピード出すから突き上げがあって、眠れない。」としっかりクレーム。
往復の行程の7割を”自動運転”で走り、交通量が多くない時は極めて快適で楽チンでしたが、渋滞や急な割込みの際にはヒヤッと感じることも少なくありませんでした。
旅の行程は;
立山室堂---剱澤---剱岳---剱澤雪渓---仙人池---阿曽原温泉---水平歩道---欅平---宇奈月温泉
という後半のマイナールート主体です。
ハイシーズンの平日ということもあって、立山や剱岳では多くの登山者でごった返していましたが、剱澤雪渓以降はマイナールートということもあって、1日に僅か数人しかすれ違うこともありませんでした。
最初の写真は、剱岳のカニのタテバイを上るバアバです。孫がいるというのに、相変わらず若作りです。(まず落ちることはありませんが、落ちたらヤバイです。)
次の写真は剱岳の山頂でポーズを取るバアバです。2年連続(昨年は早月尾根より登頂。山頂に着いたところで雨に。)3回目のチャレンジで、初めて晴れてくれました。360度のパノラマで、遠くに富士山も見え、最高の眺めでした。
3番目の写真は、早朝の剱澤雪渓です。ほぼ貸し切り状態で、剱の岩峰を見ながらの快適な雪渓下りです。しかしこの後、怖ーい沢沿い歩きやクレパスが・・・(剱岳より怖かったです。)
猛暑の中、フラフラになって辿り着いた仙人池の早朝の絶景です。剱岳の八峰(裏側)が仙人池に写し出される、登山者憧れの絶景です。(辿り着くのに2日を要する。)
この後、猛暑の中アブに追われながら雲切新道の急坂を下り、日本で最も危険な温泉と言われる阿曽原温泉へ。壁も天井もない完全な露天風呂で、黒部峡谷の絶景を眺めながらバアバと混浴を楽しみました(本当は男女時間別ですが、到着時他にお客様がおられなかったので、特別に・・・)。
この温泉がなぜ”最も危険”と言われるかは、次の写真を見れば一目瞭然です。黒部ダムを造るために垂直に近い岩盤をくり抜いた、”水平歩道”という恐ろしい道を、5~7時間(人によって所要時間は大きく異なる)もかけて歩かないと辿り着けないからです。
またこの写真(大太鼓)の近くの志合谷という谷では、約80年前、小説で有名な”高熱隧道”(ダイナマイトが高温で自然発火)の工事人夫の宿舎の3・4階の木造部分が、ほう雪雪崩という特殊な雪崩の直撃に会い、建物ごと600m先の対岸まで吹き飛ばされ、多くの方が亡くなられたという悲劇が起こっています。
熱中症になりそうな猛暑の中の4泊5日の行程でしたが、これだけボロボロに疲れても、運転が苦にならないオールテレインの快適さには、正直驚くばかりです。
私は夜の運転では目がとても疲れやすいのですが、LEDヘッドライトはとても明るく、疲れもかなり軽減されるようになりました。
次のメインイベントは、正月明けの信州スキー行です。
(その前にスタッドレスを買わないと・・・)
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Posted at
2018/08/04 23:15:28