ピアジオ ベスパ LXV125　ウインカーブザー追加

なぜか最近のバイクにはついていないウインカーブザー。せめてリレーのカチカチ音だけでもあればと思うがそれも最近は無音のことが多い。
LXV125も例に洩れず無音ウインカー、しかもインジケータランプは行燈のように暗く昼間はほぼ見えない。
ならばつけましょう、ウインカーブザー。おしゃれなノック音ブザーなんてつけない。あの耳障りだが聴こえやすいピーブー音のブザー。おしゃれで事故は防げない。実用第一。

選んだのはキジマのウインカーブザー。
安い、音量調整できる、つけるだけなら全く困らない細々セット品。
まあ最大音量で使うしエレクトロタップはできたら使いたくないのでスピーカー部分だけでもいいんだけど。

とりあえず楽そうなリアにつけようとバケツを外す。ああ、リア向け配線全部まとめて一緒くたにビニテでぐるぐるになっておる、そっとバケツを戻す。
あきらめてフロントにつける。
まずネクタイを外すためエンブレムの奥に隠れてる＋ねじ外す。ネクタイ外したら出てくる二本の＋ねじ外す。
グローブボックス開けると見える三本の＋ねじ外す。するとグローブボックスごとバッコンと外れる。ちなみにメインキー部にグローブボックス開閉ギミックが引っかかる構造になってるので外す前に隙間から覗いてどうついているのか覚えておいたほうがいい。

カバー外すとくそ適当な配線たちがこんにちは。いや、歴代の外車たちの中ではかなり丁寧な配線かもしれない。
ウインカーブザーは左右ウインカーの＋と、どっかのボディーアースかウインカーのマイナスに割り込ませるだけ。
最初はまじめに配線を分岐してつけてやろうと思ってたけど、既存の配線が結構適当なのでやる気が失せた。一応テスターでプラスとマイナスだけ確認してからあれだけ嫌いだったエレクトロタップでサクッと取り付け。配線が遊ぶのだけは嫌なので適当にビニテでぐるぐる巻きにした。まあ接触不良起こしてもブザーならなくなるだけだしそうなったらそうなったで考えよう。
本体は音量調節がすぐにできるようにネクタイだけ外せばいじれる部分に固定。

一応試走。
寝静まった住宅街にピープーピープーウインカーブザーがけたたましく鳴り響く。
なんか懐かしいなと思ったら、子供の頃よく聴いた軽貨物のバック音だった。

まあこれでウインカー消し忘れはないだろう。

追記
後日、まじめに配線をやり直した。
左右ウインカーの＋線と片側の－線にハンダで配線を追加。整備の時に切り離せるようにギボシで接続しいておいた。

手抜き配線で将来自分を呪わなくて済むように、あと本職の方々に整備をお任せすることがあった際に余計な手間をかけさせないために。