石器時代の人間が洞窟に壁画を残し、我々は彼等がどの様な生活を営んでいたかを知る事が出来たのですよね、そしてその後も数多くの画家達がその時代その時代の様子や出来事を描き残して行ったのです。
勿論文人達も文字や文章によってその時代のエピソードを書き残し、新しい器機としてカメラを駆使した写真家達に依っても同様に大事な出来事を映していったのですよ。
私も物心ついた頃から特に興味を持って半世紀以上も深入りした車社会を構造画、ペイントワーク、記事そして写真と色々な手段を駆使してその時代の語り部として残してきました。
私が生きて来た時代は正に車文化の花咲く頃で多くの人達がその恩恵を受けた頃でしたね。
その時代でもより深く車作りに没頭した人達もいればレースと言う世界で技術を磨いてより、ハイスピードでの競技で頂点に達した人達と色々な車人間がいたのですよ。
私はこれらの人々の当時の姿を書き、描き、そして映し残してきました、だから胸を張って時代の生き証人と言えるのですよね、しかし残念ながらこの培われた車文化はメーカー、政治そして堕落したジャーナリズムのせいで崩壊寸前になっているのですよね。
時代の発展と衰退を同時に見る事の出来た人間は何とかこの素晴らしい文化を後世に残したいと思っているのですが時すでに遅しの感が有りますね(汗)。
どの様な形で残したところで受け手がそれらに興味が無くてはいつかは消え去って行くのですよね。
私も既に残された時間は少なくこれらのモノを最善な形で後世に残せるのか毎日悩んでいます。
その時代その時代の語り部達が伝える事が出来なくて辛い思いをしただろうと言う事を感じています
この大事なモノを受け止める事が今の人達にはもう出来ないのでしょうね。
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Posted at
2016/07/22 19:08:21